フランスでよく読まれている新聞「Le Monde」に、日本についての記事が載っていました。
興味深く読んでみると、
福利厚生サービス AI縁結びナビゲーションアプリ「Aill goen」についてでした。
AI(人工知能)で縁結び?
2022年1月初旬、通信大手のNTTドコモ、みずほ銀行、航空会社の全日空、毎日新聞社など800社が ”新感覚の出会い系アプリ”を導入したという内容でした。
このアプリは、ユーザーを分析し、失敗しないように最適化した上で、その企業の社員だけをつなぐアプリケーションとのこと。

私生活が充実していることが仕事の成果につながる日本企業にとっては、
Covid-19のパンデミックが、恋愛を求める独身者に重くのしかかり、問題になっているというのです。
AI縁結びナビゲーションアプリ「Aill goen」
上記動画のデータは、現在の日本社会を垣間見ることができます。
このアプリを開発した東京のスタートアップ企業Aillによると、
「社員がワークライフバランスを実現しやすく、同時に会社の成長にもつながるようなプラットフォームを作りたかった」と共同通信に語っています。
世界唯一の”コミュニケーションAI”を活用した縁結びナビゲーションアプリで、
Well-beingのライフサポートとして、企業の賛同を得たというのです。
Well-beingとは?

社員がワークだけに傾倒すると、ライフを楽しむ心の余裕が失われ、幸福感が得づらくなります。
Well-beingの実現には、ワークとライフ両面の心身の健康と幸福感が重要なのです。
気になる料金は?
会員登録と1名とのメッセージ交換は、男性・女性ともに無料。
2人以上とメッセージを交換するためには、有料プランの購入が必要。
月額利用料金の定価は6,000円ですが、企業契約によって利用料金が異なり、相場は4,000円〜4,800円。
詳しくは、下記をご覧ください。
日本では、結婚しないことは、まだ失敗なのです…ミュリエル・ジョリヴェ
Au Japon, convoler est un signe de reconnaissance. « Ne pas être marié reste un échec », explique la sociologue Muriel Jolivet.
フランス国籍を持ち、フランス政府から国家功労勲章シュヴァリエも受賞している、
Muriel Jolivet ミュリエル・ジョリヴェさんは、40年近く日本に住み、日本社会の進化を観察しながら、数多くの論文と本を出版している社会学研究者です。
『子供不足に悩む国、ニッポン』や『ニッポンの男たち』『Japon, la crise des modeles』など、日本に住む外国人の目で書かれている著書の数々は、とてもオススメです。