日本の「ロールケーキ」は、とても”ふわふわ、しっとり”していて美味しく、軽いケーキなので、フランスでも「Biscuit roulé japonais ビスキュイ · ルレ · ジャポネ」っと呼ばれ、日本の「ロールケーキ」の生地は、人気です。
そこで今回、日本スタイルの「ロールケーキ」を作ってみました。
ロールケーキ
ロールケーキとは、
スイスロールやロールケーキを、スポンジケーキにホイップクリームやジャムなどを巻いたものです。
スイスロール(roulé suisse)
フランスでは、「ルレ·スイス roulé suisse」(スイスロール swiss roll)という名前で知られているこのケーキは、中央ヨーロッパのオーストリアで最初に作られたと言われています。そして、19世紀にバッテンバーグケーキやドーナツ、カステラと同時期に広まったとされています。
日本では、
16世紀半ばにポルトガルを経由して日本へ、果汁を加えたスポンジケーキを巻いたロールケーキの原型とも言える菓子が伝わったとされ、これから伊達巻が考案されたそうです。また、伊予松山藩では餡をカステラ生地で巻く「タルト」が生まれています。
日本の現在のロールケーキ
”日本のロールケーキ”が誕生したのは、1950年頃だといわれています。菓子パン会社が販売したスイスロールが、現在の日本のロールケーキの始まりです。このスイスロールは、厚くカットしたスポンジケーキにバタークリームを薄く塗り、巻き上げたものでした。その美味しさから家庭のおやつとして普及し、次第にロールケーキとして定着していきました。
さらに2000年にロールケーキブームが巻き起こり、全国各地でロールケーキが親しまれるようになりました。
このロールケーキブームは、バタークリームを生クリームに変え、軽いケーキにしたことで、今までのロールケーキのイーメージが代わり、ブームに火がついたと私は思っています。
その後、生地を軽く仕上げたり、米粉を使ったり、和菓子のように抹茶やあんこを使用したり、ヘルシーでオリジナルなロールケーキが各地で誕生し、今では、フランスでも日本スタイルのロールケーキの生地は人気です。
ちなみに6月6日はロールケーキの日です。6という数字が、ロールケーキを巻いた形に似ているということから認定されました。さらに、6はロールケーキの「ロ」と同じ音ということも理由だったようです。
日本風「ロールケーキ」
材料
- 卵 5個
- 塩 少々
- 砂糖 50g
- 砂糖 70g(メレンゲ用)
- 小麦粉 90g
- ベーキングパウダー 2g
- 植物性オイル 50g
- 牛乳 50g
- 生クリーム 120ml
- バニラエッセンス 少々(生クリーム用)
- キール酒 (生地用)
- デコレーション用フルーツなど、お好みで用意して下さい。
作り方
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完成
フルーツたっぷりのロールケーキが出来上がりました。
生地の味に癖がないので、みなさんのお好みで、オリジナルなロールケーキにすることができるレシピです。
