ブルターニュ地方には、あらゆる場所に巨石が点在しています。
直立型のものを『 Menhir (メニール) 』日本語で メンヒル、テーブル状のものを『 Dolmen (ドルメン) 』といいます。
サン・ユゼックのメンヒルは紀元前4000年頃のもので、高さ約7.50m(地上)、幅約3.10mで、重さは約80トン。地中に5~6mほど埋まっています。
サン · ユゼックのメンヒルのある ペロス=ギレック市
フランス、コート・ダルモール県 ペロス=ギレック市は、フランスのテレビ局 France2 の番組『Village préféré des français 2015 (2015年フランス人の好きな村)』で、見事1位に選ばれた、ブルターニュ地方の「Ploumanac’h(プルーマナック)」がある街です。
プルーマナックは、イギリス海峡に面し、赤色を帯びた花崗岩群のグラニット・ローズの海岸で有名です。典型的な石造りの美しい家々が港に沿って建ち並ぶ様子は、まるで美しい絵葉書のようで、気候の良い季節には、プルーマナックの港から2万羽以上の海鳥が住む『Les sept-îles(7つの島)』を遊覧船巡りする事もできます。
『 Ploumanac’h 』 プルーマナックも、お薦めのパワースポット !!
『 Ploumanac’h(プルーマナック)』 花崗岩に含まれるスフェーン結晶からは自然放射能が発生しています。放射能というとちょっと怖い気がしてしまいますが、危険なのは人工的に作られたり、凝縮されたりした放射能であって、自然環境の中に存在しているものは安全です。
むしろ、この自然に発生する低レベルの放射線は体を刺激、活性化し、自然治癒力を高める「ホルミシス効果」があるとも言われ、ラジウム温泉や岩盤浴のような効果が得られます。
サン・ユゼックのメンヒル
キリスト教化されたメンヒルです。
南面に、キリストの受難を象徴する「アルマ・クリスティ(ARMA CHRISTI)」が描かれています。
キリストの受難に関係しており、これを象徴する一群の物品(キリストの道具類のこと)を総称して「アルマ・クリスティ(ARMA CHRISTI)」といいます。「アルマ (ARMA)」は、ラテン語で工具、農具のこと。
上部中心 : 三位一体の第三位のペルソナ、聖霊なる神
左 : 少し曲がった剣
右 : ロンギヌスの槍
左から順に : イエズスを埋葬した際のミルラ(香油)入れ、開いた左手、イエズスの聖顔が写ったヴェロニカの布(きぬ)、鞭打ちの柱に止まっている聖ペテロの鶏、降架の際に用いられた梯子
その下左から : マルコスの耳を切った聖ペトロの剣、逮捕の提灯受難の前夜ゲッセマネの園においてイエズスを捕縛した者たちが用いたランタン、ユダ否定者のペンチとハンマー、イエズスが鞭打たれた際に縛り付けられた柱で構成されています。
そのまた下左から : ローマ兵たちがサイコロで分けた縫い目の無いイエズスの衣、イスカリオテのユダがイエズスを売った価である銀 30デナリ
上部 : 左右には月と太陽が描かれており、さまざまな解釈ができます。:聖金曜日のキリストの死とその3日後のキリストの復活による闇から光への移行。また、東西に広がるローマの世界で生まれ、広がっていったキリスト教の普遍性を象徴するものでもあります。
背中には、カマキリの喪服を着た女性をイメージした縦のラインが入っており、このメンヒルの特徴と言えます。
1930年代のポストカード:当時、赤い十字架と黒い紋章の上にポリクロームのキリストが描かれていました。すべての絵画や彫刻がはっきりと見えていたのですが、これらの絵画は現在では、悪天候により、そして、時が経ち消えてしまっています。
十字架 : 正面の10cmの深さの空洞に、錆びて見える2つの楔(くさび)と、おそらくは目に見えない他のもので固定されています。断面が長方形で、高さ97cm、幅70cm。浮き彫り細工で彫られたキリスト、そして、2つの聖杯は両手の下に流れる彼の血を集めています。
パワースポットをハイキング
パワースポットをハイキングすることができます。
新石器時代から宇宙征服の時代までタイムスリップしたかのような旅ができるハイキングです !! キリスト教化されたサン・ユゼックのメンヒルから出発して、16世紀後半から17世紀前半に建てられたサン・サムソン礼拝堂を通り、緑豊かな田園地帯を横切り、通信都市をイメージした公園『 Le Parc du Radôme (ル · パーク · デュ · ラドーム) 』に到着します。

いつでも、どこでも、誰にでも、スポーツの楽しさと喜びを【デカトロン】
