今月、20歳になる甥に、新型コロナウィルスの影響で誕生日を特別に祝うことができないので、誕生日カードを送ろうと思い、郵便局へ行ってびっくり !
一気に、スゴく値上がりしていて、驚き隠せず、ためらう事、10秒…
フランスでは、20歳、30歳、40歳…と誕生日を盛大に祝うのが習慣の一つで、今回は、新型コロナウィルスの影響で、甥はシンプルな誕生日を迎える事になります。
現在のフランスの状況では、すぐに甥の誕生日を祝うことはできないので、もちろん、誕生日カードは送りました。(後日、誕生日プレゼントも贈りました!)
2021年1月1日〜 フランスの切手の料金表一覧
一番安い切手、配達48時間、緑色の切手は、1.08ユーロ(136円)
配達24時間、赤色の切手は、1.28ユーロ(161円)
郵便物の量の減少が避けられないことから、値上げされたとの事です。
今後も、郵便サービスの利用は減少する傾向にあり、平均的な家庭の郵便利用は年間35.6ユーロ(4千485円)になると予想されています。
切手は、10年前と比べて2倍以上値上げされています。2015年以降から、値上げに拍車がかかっています。
その点、日本の切手の値段は、フランスより安いです。
やはり、日本の習慣である、「暑中見舞い」、「年賀状」のおかげではないでしょうか?
インターネットの普及と時代の変化と新型コロナウィルス
1991年は、郵便物・はがき流通事業が公共事業の収益の71%を占めていました。
しかし、近年のデジタル革命の影響で、手紙を送る時代が終わろうとしています。
フランス人は、手書きで文字を書くことが少なくなっただけでなく、企業や行政はインターネットを介してコミュニケーションを取る時代に変わりました。
特に、”銀行部門、公共行政、電話事業者などの大口顧客による、郵便物の送付がデジタル交換に置き換わったことが起因”で、6億5,000万ユーロ以上の売り上げの損失が発生するといわれています。
そこで現在、フランスの郵便局では、高品質のサービスを確保し、顧客の用途やニーズに合わせて近代化につとめています。
そのため、従来の郵便物への依存度を下げるための戦略を打ち出しました。
例えば、郵便配達員が、小包の発送を代行してくれ、郵便局に行かなくてもよいサービスです。
自宅から郵便局のサイトを通して、「Colissimo コリッシモ」というサービスを使い、登録、支払い、送り先の住所を張ります。自宅の郵便受けに、この小包を朝8時までに投函しておくと、日中郵便配達員が来て、小包の発送を代行してくれるのです。
詳しくは、Youtubeで説明しています。
国際郵便は、手書きを受け付けない時代がやってくる !
国際郵便も、”手書き記入の廃止”へ、方針が変わってきています。
しかも、すべてのサービスが2021年から大幅値上げになりました。
2020年は、XLサイズの箱が56ユーロだったのに、今年、2021年は、69ユーロに値上げされました。
「INVOICE」は、手書きでは、受け付けてくれなくなりました。
サービスの変更は、下記のサイトから確認して下さい。
現在のフランスの状況、ニーズに合わせた便利なサービスがたくさんあります。上手に、郵便局を利用しましょう。