フランスでバイオリンを購入! | タラソテラピー&ライフ

フランスでバイオリンを購入!

violon-remy ヴァイオリン
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フランスのバイオリン工房で、直接バイオリンを「リュティエ」のアドバイスを受けて購入しました!

フランス語で「リュティエ luthier」は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなどの弦楽器を、一つ一つ丁寧に”伝統の技”を生かして手作りで製作や修理、複製する専門職人のことです。

リュティエと言えば、誰でも知っている「ストラディバリウス」を製作したイタリアのアントニオ・ストラディバリがとても有名です。

• 楽器製作者(リュティエ)は、「ストラディバリ」
• 楽器名は、「ストラディバリウス」楽器にラテン語でstradivarius…と記されているのでこのように呼びます。

フランスには、日本から楽器ディーラーやヴァイオリニスト達が直接買い付けにくるほど、素晴らしいヴァイオリンがあります。

今回購入するにあたり、リュティエから受けたアドバイスや情報をお伝えします。

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何処のヴァイオリン工房で購入するか決める

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工房には、いろいろな種類のヴァイオリンがずらりと並んでいます。

まず、ヴァイオリンの工房はフランス全土に驚くほど沢山あり、どの工房でヴァイオリンを購入するか、悩んでしまうほどです。

例えば、パリの8区「ローマ通り rue de rome」には、20件以上の工房が建ち並んでいます。

rome

ローマ通り rue de rome

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1件に絞るのでなく、何件か気になる工房を訪ねてみることをお勧めします。私の場合、購入するにあたり、2件工房を選びました。

どの年代のヴァイオリンを購入したいかを決める

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工房には、数えきれないほどヴァイオリンがあります!

ヴァイオリンの工房へ行くと、多くのバイオリンが素敵に飾られており、この中から、一つ購入するのですが、あまりの数の多さに迷ってしまいます。

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購入するからには、自分の心が満足し、買ってよかった♥と思えるヴァイオリンを選びたいですよね。

ヴァイオリンの年代を3つに分ける

Violin maker working

1. オールドヴァイオリン
2. モダンヴァイオリン

3. 現在活躍しているヴァイオリン製作者の作品

オールドとモダンヴァイオリンは、製作者がすでに他界し、この世に現存する台数が限られた希少な作品のことをいいます。

音色が熟成され、新作にはない深く複雑な響きを持っています。

また、長年弾かれてきたヴァイオリンは音の出がよく、感情や繊細な表現をしやすいという特徴を持っています。

しかし、ヴァイオリンによっては、その当時の音色のままで、癖のある響きがあり、今の時代に合わない印象を受け、現代音楽など幅広く演奏する方には不向きな場合もあります。

新作でも、国家免許状を取得したリュティエ達が製作した素晴らしいヴァイオリンもあります。

フランスでは「リュティエ」になるには国家資格を取得しなければなりません。
• 資格レベルIII – DMA Lutherie
• 資格レベルV – 職業適性証(CAP) Lutherie
ヨーロッパの3大バイオリン製作の学校のある場所

フランスは、ヴォージュ地方の「ミルクール」ミルクール国立弦楽器製作学校など、
イタリアは、「クレモナ」
ドイツは、「ガルミッシュ・パルテンキルヒェン」です。

フランスのオールドヴァイオリン(1600年代~1800年)

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フレンチスタイルのヴァイオリン

フランスのヴァイオリンは、現在のバイオリンの原型を製作した、イタリアのクレモナ市のアンドレア・アマティ(Andrea Amati 1505–1577)の影響を受けています。

製作拠点は、パリ(Paris)とミルクール(Mirecourt)を中心に製作されたヴァイオリンが主流です。

フランスのオールドヴァイオリンのリュティエ

· クロード・ピエレー(Claude Pierray 1700-1740)

フランス初期の優れたリュティエの一人です。

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クロード・ピエレーのヴァイオリンが盗まれる事件がありました!

この事件は、バロック・アンサンブルHofkapelle München(ミュンヘン宮廷楽団)の芸術監督を務めているリュディガー・ロッター氏の「クロード・ピエレー1714年製のヴァイオリン」が、休暇中にロッテル氏の自宅から盗まれたという事件です!

claudepierray

クロード・ピエレー サン・ジェルマン・デ・プレ パリ 1714年と押印されています。

出典 : www.thestrad.com

· アンドレア・カスタネリ(Andrea Castagneri 1696-1747)

アンドレア・カスタネリは、イタリアのトリノに生まれ、パリに移り活躍しました。
フレンチとイタリアンの特性を併せ持ち、明い音色と影のある音色のどちらも引き出すことが出来ます。オールドヴァイオリンならではの味のある深い響きを楽しめる楽器です。

モダンヴァイオリン (1800年〜1900年)黄金期

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リュティエが手を加えて修復した、モダンヴァイオリン

オールド時代からモダン時代に、「フランスのストラディヴァリ」と賞賛される天才二コラ・リュポ(Nicolas Lupot 1758-1824)の出現で、フランスは黄金期時代に入ります。

二コラ・リュポ(Nicolas Lupot 1758-1824)

オルレアン(Orleans)出身のリュポは、パリへ移住しアントニオ・ストラディヴァリのコピーのヴァイオリンを製作するようになります。

コンサートホールでも響くヴァイオリンを製作し、ヴァイオリンの構造を近代に合わせて開発していきました。

その後、リュポの弟子をはじめ、素晴らしいリュティエ達が誕生していきました。

フランスのモダンヴァイオリンのリュティエ
  • シャルル・フランソワ・ガン(Charles François Gand 1787-1845)
  • ジャン・バティスト・ヴィヨーム (Jean Baptiste Vuillaume 1798-1875)
  • ジャン・フランソワ・アルドリック(Jean François Aldric 1765-1843)
  • シャルル・オーギュスタン・ミレモン(Charles Augustin Miremont 1827-1887)
  • ピエール・ジョゼフ・エル(Pierre Joseph Hel 1842-1902)
  • オーギュスト・セバスチャン・フィリップ・ベルナルデル(Auguste Sébastien Philippe Bernardel 1798-1870)
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朗報!もうすぐ退職される方が、現在所有している「ベルナルデル」のヴァイオリンを27,000€(約350万円 1€=130円)で売りたいと言っています。興味のある方は、どうぞ!

現在活躍しているヴァイオリン製作者の作品

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1930年 GRAND PRIX Exposition Universelle Paris

リュティエには、数々のコンクールに優勝した人もいれば、国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France、MOF)を取得した人や、先祖代々工房を受け継ぎ、学校では学べない貴重な技術を持っている人もいます。

直接、リュティエと話して彼らの作品を弾いてみるのが一番です。

購入する為に重要なポイント

violin maker at work in her workshop

オールド、モダンヴァイオリンの鑑定のポイントは、製作者の特定(人、国、年代、流派、コピー等)が重要なポイントとなります。

しかし、製作者が特定できない楽器も多く存在します。

実は、製作者が特定できない場合でも、素晴らしいヴァイオリンがよくあります!

選ぶ際に、非常に偏った見方をすると(製作者名がないと駄目とか、イタリア製作でないと駄目など…)優れた掘り出し物の楽器を見逃すことにつながります。

いろいろな種類のヴァイオリンを試して弾いてみることがとても大切なのです。

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自分に合うヴァイオリンを選びましょう!

今回、選ぶにあたっての流れ

Child playing

重要なことは、予算を提示することです。

デリケートな話しになりますが、フランスのオールドヴァイオリンの製作者は少ないので、お城か土地付きの新築の家の値段位します。

モダンヴァイオリンになると、製作者が多くなるので、一般の新車から高級車と同じくらいの値段です。

しかし、モダンヴァイオリンでも製作者名が分からない場合は、お手頃な値段で購入することが可能です。

これだけ沢山のヴァイオリンがあるので、予算に合ったヴァイオリンが必ず見つかります。

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購入する側も、見つかるまで、根気よく探す努力も必要となります!

  1.  工房でリュティエお勧めのヴァイオリンを弾いてみて2挺選び自宅へ持ち帰ります。
  2.  2件目も同じように2挺選び自宅へ持ち帰ります。
  3.  自宅へ持ち帰ったヴァイオリン(4挺)を、広いホールで弾き比べたりなどして、自分に合うヴァイオリンを選択していきます。
  4.  合わないヴァイオリンは返却し、また次のヴァイオリンを1〜2挺持ち帰ります。
  5.  気に入るヴァイオリンが見つかるまで繰り返します。

今回、3ヶ月くらい掛けて1挺のヴァイオリンを選びました。

後は、お支払いするだけです。

次回、再び売るかも知れないので、細かくヴァイオリンの詳細を明記してもらうことをお勧めします。(証明書として大切に保管)

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もしもに備えて、

購入したヴァイオリンにはすぐに保険をかけましょう!

フランスの弓の2大巨匠

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弓で最も評価が高いのはフランスです。

世界的に有名な弓製作の巨匠がいます。

「フランソワ・トルテ」と「ドミニク・ぺカット」です。

18世紀後半から19世紀初頭にかけて、現代の弓の発展に大きく貢献した方達です。

ちなみに、弓も素晴らしい弓になるとヴァイオリンと同じくらいの値段がします。

ヴァイオリンのケース

ヴァイオリンケースは、フランス製の『BAM』がお勧めです。

注意しなければならないのは、長方形のケースを選択した場合、規定外のサイズで飛行機への機内持ち込みができない場合があります。この場合、空港で用意されたケースに自分でヴァイオリンを入れ替えなければなりません。

『BAM』のケースは、軽くて耐久性と機能に優れています。

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フランスは、ヴァイオリンを購入するにはとても恵まれた環境にあります。また、アンティークとしても価値があり一生の宝物になります。参考にして下さい。

 

 

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