今年、2026年からフランスでは、ピンクのナンバープレートが加わります。
ピンクのナンバープレートのモデルを見て、
可愛い!
私もこのナンバープレートにしたい!
っと思ったのですが、
このナンバープレートは、暫定登録(仮ナンバー)用のナンバープレートなのです。
暫定登録(仮ナンバー)
フランス当局によると、ピンクが選ばれた理由は、
欧州のどの国も採用していない、最も目立つ色だからだそうです。
1月1日より「ピンクのナンバープレート」が義務化なぜ?
2026年1月1日(木)より、フランスの道路にピンク色のナンバープレートが登場します。
これは、暫定登録(仮ナンバー)の不正利用を抑制するための措置です。
この新制度は、すべての車両が対象ではなく、
正式な車検証(Carte Grise)の発行を待っている車両
または、自動車関連業者(ディーラー等)が所有する車両のみが対象となります。
有効期限を過ぎた「WWプレート」の不正継続利用
フランスの暫定登録プレート(WWで始まる番号)は、通常4ヶ月間のみ有効です。
しかし、現在の白いプレートでは、警察官が遠くから見ただけでは「正式なプレート」か
「期限切れの暫定プレート」か区別がつきません。
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不正の内容: 車検を通さない、あるいは税金を払いたくないために、期限が切れた後も何年も暫定プレートのまま走り続けるケースが多発しています。
ピンク色にすることで「これは一時的な車だ」と一目でわかるようにし、
さらにプレートの右側に有効期限(月・年)を大きく印字することを義務化しました。
重大な犯罪への悪用(匿名性の利用)
暫定登録はオンラインで安価かつ簡単に取得できるため、
犯罪組織に悪用されるケースが増えています。
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不正の内容: 盗難車や、密輸・強盗などの犯罪に使用する車両に暫定プレートを付けます。正式な登録までに時間がかかる仕組みを逆手に取り、追跡を逃れるための「隠れみの」として利用されます。
ピンク色の目立つプレートにすることで、国境付近や検問でのチェックを容易にし、
犯罪車両のスクリーニング効率を上げます。
他人の番号をコピーする「なりすまし」(Usurpation)
- 不正の内容: 暫定ナンバーの組み合わせには限りがあるため、古い番号が再利用されることがあります。これを利用して、他人の有効な番号を偽造プレートにして自分の車に付け、スピード違反の罰金などを本来の持ち主に押し付ける被害が年間数万件発生しています。
新しいピンクのプレートには、偽造が困難な特殊なセキュリティ機能が施される予定です。
新しいピンクプレートのデザイン

https://www.plaque-ww.fr/
今回の変更は、単なる色の変更だけでなく、「一目で不正を見抜く」ための工夫が施されています。
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背景色: 鮮やかなピンク(フューシャピンク)。
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文字色: 黒。
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番号形式: 暫定登録を示す「WW」で始まる番号、または業者用の「W」で始まる番号。
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右側の表示(重要): 通常のプレートでは「地域ロゴ(県番号)」が入る右側の青いスペースに、「有効期限(月/年)」が大きく印字されます。
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サイズ: 従来の白や黄色のプレートと同じ規格です。
2. 違反した場合の罰則
| 違反内容 | 罰則・罰金 |
| 期限切れの走行 | 135ユーロ(約2万円)の罰金 + 車両の即時差し押さえ |
| プレートの不備・偽造 | 最大750ユーロ(約12万円)の罰金 |
| 不正な転売・悪用 | 重大な不正とみなされた場合、刑事罰の対象となる可能性 |
| 地域ステッカーの貼付 | 禁止(ピンクのプレートに勝手に地域紋章などのシールを貼ることは認められません) |

