今回、Sorbonne Université(ソルボンヌ大学)へ、
建築が素晴らしい大学で感動!
世界各国から、この場所に憧れて学びにくる学生の気持ちが分かりました。
現在、ここの学生や関係者しか入ることができないのですが、
「Les 42e Journées européennes du patrimoine」だったので、
特別に見学することができると言うことで、行ってきました。

パリを代表する最古級の学術機関の一つで、
ヨーロッパ学問の象徴ともいえる長い歴史を持っています。
1257年、神学者ロベール・ド・ソルボン(Robert de Sorbon)が、
パリ大学の神学部に貧しい学生のための寄宿施設「ソルボンヌ・カレッジ(Collège de Sorbonne)」を創設。
以後、「ソルボンヌ」はパリ大学(Université de Paris)の神学研究・教育の中心となり、
ヨーロッパ全体に名を轟かせます。
ソルボンヌ大学
大学の校内に歴史的な建築物、ソルボンヌ礼拝堂、博物館・コレクションなどもあり、
文化的遺産を見ることができます。
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ソルボンヌ大学の著名な人物
ソルボンヌはヨーロッパ随一の学問拠点だったため、数多くの思想家・文学者・科学者を輩出しています。
哲学・思想
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トマス・アクィナス(中世神学者)
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ジャン・カルヴァン(宗教改革者)
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ルネ・デカルト(近代哲学の父)
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ジャン=ポール・サルトル(実存主義哲学者)
文学
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モリエール(劇作家、「人間嫌い」「タルチュフ」など)
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ヴィクトル・ユゴー(「レ・ミゼラブル」「ノートルダム・ド・パリ」)
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ポール・ヴァレリー(詩人、批評家)
科学
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マリー・キュリー(放射能研究、ノーベル賞受賞者)
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ピエール・キュリー(物理学者、マリーと共同研究)
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アンリ・ポアンカレ(数学者、物理学者)
著名な日本人留学生・関係者
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西周(にし あまね):日本の近代哲学の祖。留学先はライデン大学が中心ですが、パリでも学問に触れた。
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夏目漱石:ロンドン留学中にパリを訪れ、ソルボンヌの講義を聴講した記録あり。
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松方幸次郎(実業家):美術蒐集のためパリ滞在中にソルボンヌ関係者と交流、美術館設立につながった。