2021年4月24日(土曜日)フランス時間で午後2時15分頃、
フランス人トーマ・ペスケさんと3人の宇宙飛行士達が、国際宇宙ステーション(ISS)へ、到着しました!
カウントダウンで出発する時と到着してクルー達が出会う映像は、何度見ても感動します。
今回、ヨーゼフ・アシュバッハー欧州宇宙機関長官は記者会見で、
トーマ・ペスケさんが滞在の後半に国際宇宙ステーションのコマンダーに就任することを発表しました。
フランス人として初めて、またヨーロッパ人としては4人目のコマンダーとなります!
凄いですね。
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日本からは、JAXAの宇宙飛行士野口聡一さんと星出彰彦さんが乗船しており、国際宇宙ステーションは、合計11人という異例の人数で構成されています。
2021年4月28日頃に、一部の宇宙飛行士は帰還する予定です。
民間宇宙開発企業「スペースX」創設者イーロン・マスク
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創設者イーロン・マスクさんは、電気自動車企業「テスラ」の共同創設者でもあります。
今回、有人宇宙飛行(宇宙船に人が乗り、宇宙を飛行すること)における地位を確固たるものにする新たな成功を収めました。
アメリカは、2011年7月の打ち上げを最後にスペースシャトル計画を終了しています。
その後、2020年5月に民間の「スペースX」社が、初の有人試験飛行を成功させました。
なので現在、2台のクルー・ドラゴン宇宙船が国際宇宙ステーションに並んで設置されています!
「スペースX」社は、ISSへの飛行におけるロシアの独占状態を打破したということになりました。
米露は相変わらず
競争しているように感じます。
人類が月や火星に到達することを目指している億万長者イーロン・マスクさんは、打ち上げ後の記者会見で、
「私たちは宇宙開発の新しい時代の入り口に立っていると思います。」と語りました。
トーマ・ペスケさんは到着したインタビューで…
「JAXA(日本の宇宙機関)、ESA(欧州の宇宙機関)、Nasa、ロシアの宇宙飛行士が一緒に宇宙に行ったのは20年ぶりなので、今日の出来事は歴史的なことです。」
最後にフランス語で「このミッションに携わったすべての人に感謝したい。」と語りました。
トーマ・ペスケさん
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トーマ・ペスケさんが3歳の時にダンボール製のシャトルに乗った写真です。
ノルマンディー地方のルーアン市出身で、1978年2月27日生まれの43歳です。
両親は、数学・物理学の教師と学校の教師で、兄バティストさんがいます。
ノルマンディーのディエップ市にあるJehan Ango高校で科学バカロレアを取得した後、フランスのルーアンにあるPierre-Corneille高校の準備クラスに入り、
2001年にトゥールーズのSupaéroで航空エンジニアとして卒業しています。
その後も、国外で学業を続け、2001年、飛行機の設計および管制に関する修士号を取得、そして、エールフランス航空のパイロットを経て、
2009年5月に、ESA(欧州の宇宙機関)へ宇宙飛行士6期生の試験に合格します。
フランス語、英語、ロシア語、スペイン語、中国語、ドイツ語の6つの言語を話すことができるそうです。
また、国際宇宙ステーションでサックス演奏も披露しています。
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プライベートでは、アン・モッテさんと長年人生を共にしています。
イタリア・ローマに本拠地を置く国連食糧農業機関(FAO)の畜産政策担当官でありフランスの国立ポリテクニック研究所で学位を取得した才女です。
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一般の人々が、簡単に宇宙旅行できる日がもうすぐ来そうです…。
早速、トーマ・ペスケさんをフォローしました!
国際宇宙ステーション(ISS)の生活や仕事を
チェックしていきたいと思っています。