パリ証券取引所は火曜日に上昇傾向を取り戻しました。
ウクライナでの停戦への期待が上昇傾向を支え、
中国での景気回復への新たな期待も後押したためです。
北京当局は昨日、景気回復プログラムの価値に関するビデオ会議を開催し、
消費促進政策の実施を急ぐよう促したと、商務省の発表をブルームバーグ通信が午前中に
報じたことにより、
高級品や蒸留酒(コニャック)関連企業の株価はCAC 40指数で急上昇しました。
パリの主要指数は1.21%上昇し、7,979.08ポイントで取引を終え、
ペルノ・リカールは、3%以上上昇
レミー・コアントロー(+4.28%)は、SRDで最も良いパフォーマンスを記録しました。
遅延決済サービス SRD
「遅延決済サービス(SRD)」は 株式取引専用の制度 です。
フランス(ユーロネクスト・パリ証券取引所)で導入されているもので、
日本株や米国株には同じ仕組みはありません。
遅延決済サービス(SRD)と株式
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通常の株式取引
→ 売買の受渡しは 取引日から2営業日後(T+2) に行われます。 -
SRDを使う株式取引
→ 決済を その月の末日まで延期 できる制度です。
→ 投資家は証券会社からお金や株を借りて売買するため、実際には 信用取引に近い仕組み です。
投資家のメリット
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手元資金が少なくても レバレッジを効かせた取引が可能
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「買い」だけでなく「空売り(売りから入る)」もできる
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資金効率を高められる
リスク
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決済は必ず月末までに行う必要がある
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株価変動で損失が拡大する可能性がある
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証券会社に担保(保証金)を預ける必要がある
レミーコアントロー( Rémy Cointreau S.A.)
レミーコアントロー( Rémy Cointreau S.A.)は、フランス・パリに本拠を置き、
ワイン、スピリッツ、リキュールなどのブランドを保有する酒造メーカー。
コニャック、スピリッツ、リキュールの主要な世界的な製造・販売会社の一つです。
– コニャック(62.1%):レミー・マーティンとルイ13世のブランド。
– リキュールとスピリッツ(35.8%):リキュール(コアントロー)、ラム(マウントゲイ)、ブランデー(サンレミーとメタクサ)、シングルモルトウイスキー(ブリュイクラディッチ、ポートチャールロット、オクトモア、ウェストランド、ドメーヌ・デ・オート・グラス)。
残りの売上高(2.1%)は、パートナーブランドの製品の販売事業に関するものです。売上高の地域別内訳は次の通りです:フランス(2%)、欧州・中東・アフリカ(21%)、アジア・太平洋(40.1%)、アメリカ(36.9%)。