2023年、モン・サン・ミッシェル大聖堂は、
今年で、建造1000年を迎えました!
この1000年を祝うために、修道院・教会内で、
「大天使の住居-修道院・教会の1000年 “La demeure de l’archange – 1 000 ans de l’église abbatiale.”」展など、
様々なイベントが開催されています。
そこで私も、モン・サン・ミッシェル大聖堂の最上階へアクセスできる
ガイド付きのチケットをネットで購入し、行ってきました。
モン・サン・ミッシェル
今回、ガイド付きだったので、一般の人は通ることができない通路を進みながら、
モン・サン・ミッシェル修道院の歴史を、生で満喫しました。
しかも、モン・サン・ミッシェル修道院の最上階へ!
安全上、9人ずつ”レースの階段”を登り、
素晴らしい景色も満喫することができました。
高所恐怖症の人には、オススメしません。
私のグループ(18名)の中でも、「怖いから、登らない」と言う人が、
数人いました。
岩の上にサン・ミシェルを讃える聖域が建てられ、何世紀にもわたって進化を続け、
今日のゴシック建築へと受け継がれてきた、モン・サン・ミッシェル。
百年戦争では要塞となり、フランス革命では牢獄となったこの岩は、時を経て、
1979年、ユネスコの世界遺産に登録され、世界中から観光客が集まる聖地となります。
特別展 “La demeure de l’archange – 1 000 ans de l’église abbatiale”
この展覧会では、約30点の品々がモン・サン・ミッシェル修道院の歴史をたどりなが、
見学できるようになっています。
その中で、”大天使サン・ミカエル(サン・ミッシェル)信仰とモン山への巡礼”では、宝物が展示されていました。
これは、19世紀に「メレリオ・ディット・メレール社」によって作られたものだそうです。
(”メレリオカット”57の面カットで有名な、パリの老舗)
1877年、当時の司教であったブラヴァール大司教が、
聖ミカエルの戴冠式という盛大な祝典を開催する許可をローマ教皇から得て作らせたものとのこと。
首飾り、王冠、盾、剣など、
派手で豪華な剣は、金メッキの銀製で、稲妻の装飾、エナメル、貴石があしらわれています。
パリの西、フランス・ノルマンディー地方の海岸にある修道院
フランスのエマニュエル・マクロン大統領も公式訪問しました。
En 1000 ans, sa silhouette est devenue un emblème de l’universalisme français. Son abbaye, le symbole de ce que nous sommes : un peuple de bâtisseurs. pic.twitter.com/TGMtGv8i4H
— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) June 5, 2023
モン・サン・ミッシェルは、エルサレム、ローマ、サンティアゴ・デ・コンポステーラに次いで、
キリスト教圏で4番目に主要な巡礼地です。