フランスは、借金の返済能力がないって - タラソテラピー&ライフ

フランスは、借金の返済能力がないって

fitch フランス国債

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格付け会社フィッチ(Fitch)は、

フランス国債の格付けを「AAマイナス」から「Aプラス」に引き下げました。

 

fitch

 

国債格下げは「国の借金の返済能力に対する信頼が落ちた」というシグナルであり、

金利上昇や経済全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

フィッチは格下げの理由について、今後数年間の債務安定化の見通しが明確でないため

と説明しました。

 

「国債格下げ」とは、国が発行する国債(政府の借金の証書)の信用度を、
格付け会社(ムーディーズ、S&P、フィッチなど)が従来より低く評価することを指します。
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国債の格付け

Fitch

 

1. 国債の格付けとは
  • 国債を買う投資家にとって、その国が本当に借金を返してくれるか
    (元本や利息の支払いが滞らないか)が重要です。

  • そこで格付け会社が、その国の財政状況や経済成長力、
    政治の安定性などを分析して「信用度」をランク付けします。

    • 例:AAA(最上位) → デフォルト(債務不履行)の可能性がほぼない。

    • BB以下 → 投資が危険とされる。

 

2. 格下げの意味
  • 格下げされると「この国の返済リスクが高まった」と市場に受け取られます。

  • 投資家はリスクに見合う利回りを求めるため、その国の国債を買うには より高い金利 を要求する傾向があります。

 

3. 影響
  • 国の財政への影響
    国債の利回り(=政府の借金コスト)が上がる → 将来の利払い負担が増える

  • 金融市場への影響
    株価や為替に動揺が広がることもある

  • 国際的信用への影響
    国際投資家から「信頼できない国」と見られ、資金調達が難しくなる可能性がある

 

日本も1990年代以降、高齢化や財政赤字拡大が背景に、

たびたび格下げを受けてきています。

国債とは?

fitch

 

国債とは、国が資金を調達するために発行する債券のことです。

簡単にいえば「国が借金をするときに発行する証書」で、

国が「一定期間後に利子を付けて返します」と約束して発行します。

「国債」は、国にとっては投資家にとっては比較的安全な運用先という性質があります。

メリットは、国が発行しているため信用度が高く、安全性が高い投資先とされますが、

リスクもあり、金利上昇により価格が下がるリスクや、

将来的に財政が厳しくなることで、信用が揺らぐ可能性がります。

 

 

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