カンボジアといえば、世界遺産の「アンコール・ワット Angkor Wat」。
クメール建築の最高傑作と言われている美しい遺跡群のあるカンボジア、
私も”一度は観光してみたい”と思っている国の一つです。
カンボジアは、フランスの保護国だったこともあり、
カンボジア料理のレストランをフランスでよく見かけます。
私は、今まで食べに行ったことがありませんでした。
しかし今回、知り合いの家族がカンボジア料理のレストランを経営していると言うので行ってきました。
カンボジア料理「ロックラック」
カンボジアでは、とてもポピュラーな料理「ロックラック」は、カンボジアが発祥と思われがちですが、実は、ベトナムとのこと。
ベトナムからカンボジアへ伝わったこの料理は、レストランで必ず提供されている料理での一つです。
牛肉の場合、「ボー・ロック・ラック Bò lúc lắc」と呼ばれています。
Bòは「牛」、lúc lắcは「かき混ぜる」「揺らす」という意味とのこと。
世界一美味しい胡椒「カンポットペッパー」
カンボジアで栽培される “世界一美味しい” といわれる胡椒 「カンポット・ペッパー」
「カンポット・ペッパー(Kampot Pepper)」は、 カンボジアの地理的表示保護制度(GI)で登録・保護されている胡椒です。
この料理には、カンポット・ペッパーが使われています。
フランスや中国の影響を受けた料理で、牛肉を食べやすい大きさに切り、
マリネしてから中華鍋でソテーし、
サラダとトマトの上に盛り付けて、
ライスとカンポット・ペッパーのソースでいただきます。
このレストランで食べた、「ボー・ロック・ラック」が美味しくて、
カンボジア料理のファンになりました。
お決まり「ライチ」の食前酒
アジア系のレストランへ行くと、必ずすすめられる「ライチの食前酒」。
しかも、スイカの傘の飾り物付き!
食後は、アルコール度40度の怪しいお酒が、
フランスにあるアジア系レストランでは、
”セクシーな絵が浮き上がるおちょこ”で、サービスされるのがお決まり…。
ボー・ロック・ラックの材料と作り方(4人分)
- 牛肉スライス 600g
- 植物油 大さじ3
- 玉ねぎ(みじん切り) 4個
- サラダ (お好みで)
- トマト 2個
- 白米
マリネの材料
- クーリトマト 大さじ3
- しょうゆ 大さじ3
- ニンニク 3片(みじん切り)
- 塩 小さじ1/4
- ナンプラー 大さじ5
- カンポット・ペッパー 小さじ1/4
- 砂糖 大さじ2
- 植物油 大さじ3
- チキンストックパウダー 小さじ1
- 片栗粉(またはコーンスターチ) 小さじ2杯
- パプリカ 小さじ3
ソースの材料
- ライム 果汁5個
- 冷水 大さじ3
- 塩小さじ1/4
- ニンニク 2片(みじん切り
- 砂糖 小さじ2
- ナンプラー 大さじ1
- 植物油 大さじ2
- カンポット・ペッパー 小さじ1/2
作り方
1. ボウルにロックラックのマリネ用の材料をすべて入れて混ぜ、肉を加えてよくかき混ぜます。
肉を冷蔵庫で1時間マリネします。
2. 中華鍋またはフライパンに植物油大さじ3を熱し、みじん切りにした玉ねぎをキャラメル色になるまで中火で炒めます。
3. 肉を加えてよく混ぜ、5~10分ほど炒めます。
4. ロックラックソースの材料をすべて勢いよく混ぜ合わせます。
5. お皿に盛り付けてできあがりです。