フランスは、猛暑が続いています。
夜も外で、ゆっくり食事できるので、
お友達と、カクテルを楽しんできました。
暑い夏にピッタのカクテル、
ラム酒、パイナップル、ココナッツミルクなどを混ぜて作る、
ピナ・コラーダを注文しました。
パリで有名なカクテルバー「Cravan」
カクテルと言えば「Cravan クラヴァン」!
4階建てで、200平方メートルを超える広さのあるこのバーには、
図書室もあり、ゆっくりできる
とってもオススメなカクテルバーです。
グリーンの大理石のカウンターに、
鏡のようなクロームメッキのスラット、
そしてボトルが見えない、シンプルなバー。
カクテルもシンプルさが売りで、
2、3種類以上の材料を使うことはほとんどないバーですが、
使用している材料は、全て質が高いので、
感動するカクテルを味わうことができます。
17世紀に建てられた旧家を改装したこのバーは、
サンジェルマン大通り165番地にあります。
20世紀初頭の著名人、オスカー・ワイルドの甥、詩人、ボクサー、
ダダイズムやシュルレアリスムの先駆者の
「アーサー・クラヴァン」へのオマージュのバーです。
モエ・ヘネシーとコラボレーションしているこのバーの経営者は、
元ギャラリーオーナーで、
11区にあるレストラン「ル・シャトーブリアン」の共同創業者。
そして、第二次世界大戦間のフレンチカクテルの黄金期に関する本
『French Moderne Cocktails』の著者でもある「フランク・オドゥー」です。
カクテル「ネグローニ」
クラヴァンには、1929年のカクテル「ネグローニ」を
美味しくアレンジした「トンネル」があります。
鮮やかなルビー色のカクテルは、ジンと同量のドライ・ベルモットを加え、
カンパリとスイート・ベルモット(この場合はプント・エ・メス)が少々入っています。
深みと張りのある苦味がある、さっぱりとしたカクテルです。
・ジン 1オンス
・カンパリ 1オンス
・スイートベルモット 1オンス
・飾り:オレンジピール
爽やかな苦味のあるネグローニは、20世紀初頭、イタリア人伯爵カミッロ・ネグローニが、
フィレンツェで考案したと言われているカクテルです。
一般的なレモンの皮ではなくオレンジの皮を使用して作るネグローニ。