2026年の朝、
皆さんの貯金は、2025年よりも少し増えていませんか?
毎年恒例のことですが、新年を迎えると同時にフランスでは、
銀行預金から発生した利息が振り込まれます。
入金日は銀行によって異なり、12月31日に振り込まれるところもあれば、
1月上旬に振り込まれるところもあります。
受け取れる利息の額は、各金融商品の利率はもちろん、
そこにいくら預けていたか、によって決まりますが、
納得できる利息がついていましたでしょうか?
フランスの利息
フランスの慣習として、年末から年始にかけて、
リヴレAなどの貯蓄口座の利息が一斉に反映されるため、
「自分の貯金が現在いくらなのか?」チェックする良い機会です。
例えば:
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LEPの預入限度額 10,000ユーロを1年間預けていた場合: 受取利息は約215ユーロ強となります。
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リヴレAの預入限度額 22,950ユーロ を1年間預けていた場合: 受取利息は約500ユーロとなります。
- LDDSの預入限度額 12,000ユーロ を1年間預けていた場合: 受取利息は約245ユーロ強となります。
こうした利息は、銀行から皆さんへの「プレゼント」ではありません。
実際には、銀行が皆さんの預金を元手に、他者への融資
(例えば、より高い金利が設定される住宅ローンなど)や投資を行って
大きな利益を得るために、皆さんから「お金を借りている」ことへの「お礼」なのです。
フランス特有の利息計算「15日ルール」
フランスの銀行の利息計算には「Quinzaine」というルールがあります。
1日〜15日、および16日〜月末の2週間単位で残高を判定します。
そのため、10日に預け入れても15日までは利息がつかず、
16日から計算が始まるという仕組みです。
要注意!普通口座に入金しているだけでは、利息はつきません。
一般に給料など、フランスの銀行の普通口座(Compte courant)に振り込まれる場合、
利息がつかないので、リブレAなどの利息の付く口座へ移動させなければなりません。
この事をご存知でしたか?
知らなかった、面倒…といった理由で、利息のつかない普通口座に入金したままで、
年始を迎える人たちがいるのは残念です。
例えば、普通預金に 22,950ユーロあり、移動させずに一年を迎えたら、
この金額に対して、利息は、0ユーロ。
しかし、この金額22,950ユーロをリブレAに移動させると、
一年後、利息が500ユーロ付くのです!
実は、フランスでは”普通口座には利息がつかないのが当たり前”という文化があります。
なので、必要最低の金額を普通口座へ残し、
利息の付く「リブレA」のような口座へ直ぐに移動させた方が良いわけです。
なぜ利息がつかないのか?
フランスでは1960年代から、銀行間の過度な競争を防ぐために
「普通口座への利息支払いの禁止」というルールが公的に存在していました。
利息が付かない代わりに
銀行は、小切手の発行や口座管理などのサービスを
「無料(または安価)」で提供するという暗黙の了解がありました。
現在、ペーパーレスの時代で小切手の使用を控えるようになり、
ネットバンクも増えてきたため、
各銀行で、利息のつき方が変わってきています。
今年も賢く貯金していきましょう!



