ヨーロッパでは、ストラスブールの欧州議会で、13年後の2035年に、
ディーゼル、ガソリン、ハイブリッドエンジン搭載の新車販売を終了することを決議しました。
欧州議会議員339人が賛成、249人が反対、24人が棄権。
👏 Vote historique au Parlement européen : les députés se prononcent pour la fin des moteurs thermiques dans les véhicules neufs dès 2035 ❌
Cette proposition de la Commission avait été présentée en juillet dernier dans le cadre du #PacteVert 🌱#FitFor55 #EUGreenDeal #EPlenary
— Commission européenne 🇪🇺 (@UEFrance) June 8, 2022
今まで自動車を走らせるのは主に内燃機関(エンジン)とモーターでしたが、
この時代に終止符をうつのです。
未来の車は何?
2035年以降、電気自動車用電池や水素を搭載した新車のみが販売可能となります。
13年後ですから、まだ発表されていない未来の車が販売されるかも知れません。
NGO(エヌジーオー)「Transport & Environment」のAlex Keynes氏は、
”内燃機関(エンジン)の廃止は、石油への依存をなくす歴史的な機会だ。”と語りました。
私も同感です。
なぜなら、いつものように、給油所へ行って、1リットルのガソリンの値段を見たら、
国から、15セント/リットルの「燃料割引」が適用されているにもかかわらず、
再び2ユーロを超えていてビックリしました。
詳しくはこちら
しかも、円の変動もスゴい!
1ユーロに対して4月は135円だったのが、6月は142円になっていて、
またまたビックリ!
今回、1L = 2.173ユーロだったので、約308円だったことになります。
SDGs「気候変動対策」
地球温暖化の原因はCO2、
地球温暖化に伴い、豪雨や猛暑日の発生頻度が高まってきていることを
私も身にしみて感じています。
5月の猛暑についてはこちらから
今回の決議で、欧州連合の「気候変動対策」にとって歴史的な一歩となりました。
「カーボンニュートラル」とは?
「カーボンニュートラル」とは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。
2050年までに「カーボンニュートラル」を達成することを目標とし、
温室効果ガスの排出量を55%削減できると見込んでいます。
消費者よりもメーカーの方が準備万端
ちなみにフランスでは、2035年に向けてメーカー側は、どんどん準備が進んでいます。
大半の企業がすでにガソリン車とディーゼル車の生産終了を発表していることから、この転換を予期していたようです。
100%電気自動車のパイオニアであるルノーは、昔のモデルR5(上記イメージ)とモデル4Lを電気自動車にする準備をしています。
また、ステランティス・グループ(プジョー、シトロエン、オペル、フィアットなど)は、2030年からは、内燃機関(エンジン)モデルを販売しないことを目標に掲げています。