フランスで夏野菜と言えば、コルジェット!
「ズッキーニ」のことを、フランス語で コルジェット(Courgette)と言います。
フランスでは、一年中コルジェットが売られているほど、人気のある野菜の一つです。
コルジェットについて
コルジェットは、日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、フランスでは、夏野菜として、よく食されている野菜の一つです。
見た目は、キュウリに良く似ています。
キュウリは、ウリ科のキュウリ属、コルジェットは、ウリ科のカボチャ属です。
キュウリは、水分が多いので、生で食べることができますが、コルジェットは、皮が硬く、実の水分も少ないので、加熱して料理する事がほとんどです。
油と相性が良く、オリーブオイルを使うと、β-カロテンがアップすると言われています。
食感は、茄子に似ており、タラトゥーユ、夏野菜カレー、天ぷら、お菓子にも使える、万能野菜です。
”Bio”有機農法(オーガニック)で栽培された、コルジェットも、手軽に購入する事が出来ます。
コルジェットは、ウリ科のカボチャ属と証明
去年、うちでもよく食べるコルジェットを栽培しようと思い、いただいた種にコルジェットと書かれていたので植えたところ、実は、この種はカボチャの種だったのです!
コルジェットは、ウリ科のカボチャ属、本当にそっくりで、種を収穫するために大きく育てるまで、全然気がつきませんでした…。
そこで、今年こそはコルジェットを育てたいと思い、コルジェットを5月に種から育て始めて、7月に念願かなって収穫しました!
コルジェットの育て方
去年収穫した「パリの大きな黄色いカボチャ potiron jaune gros de paris」の種と「コルジェット」の種を5月初旬に植えました。
今年のフランスは寒さが続き、10日目でやっと発芽しました。
上から、
• 1、2列目 ー コルジェット
• 3列目 ー カボチャ
あれ?!3列目は、去年収穫したカボチャの種を植えたのですが、発芽していません…。
カボチャの種は糸状の果肉の中に絡まっているので、取るのに時間がかかりました。
その後、洗って、乾燥させて、暗いところへ保存して…手間ひまかけたのに、
結局、去年のカボチャの種は発芽しませんでした。
寒さに負けず、元気よく育ってくれたコルジェット
今年は、5月中旬になっても、肌寒い日が続いたフランスですが、コルジェットはこの気候に負けず、よく育ってくれました。
上記写真1列目、右から2番目のコルジェットだけ発芽してないように見えませんか?
いえいえ、発芽しているのですが、土の中で発芽しているのです!
種を植える時に、根が出る方を下に植え付けなければならなかったのですが、上下逆に植え付けたので、根が張らず、若葉が土の中で咲き始めてしまいました。
この事にあとで気がつき、ひっくり返しましたが、若葉は土の中だったので色は黄色で小さく育ち、植え替えできませんでした。
コルジェットの植え替え
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収穫まで
つぼみがつきました。
* コルジェットは、小さな硬いトゲが沢山あり、すっごく痛いので手袋をして作業を行うことをお勧めします。
雄しべと雌しべの花が咲きました!
今回、受粉は、自然に任せてどのように育つか試して見ました。
立派に、コルジェットが育っています。
約20cmになったので収穫しました。
細いコルジェットは、これ以上大きく太く育ったなかったので同時に収穫しました。
植え替えしてから手入れを全然しませんでしたが、良く育ってくれました!
簡単に、カボチャよりも場所を取らずに育てることができる野菜です。
コルジェットを試食
収穫の後は、試食してみましょう。
コルジェットは、トマトソースとの相性が抜群な野菜です。
同じく夏野菜のトマトを使って、「コルジェットとフジッリのトマトソース和え」を作って味見してみました。
苦味がなく、程よい歯ごたえがあり、とても美味しくいただきました!
オーガニックライターとしても活動中!
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