「デジタルデバイド (digital divide)」という言葉を聞いたことがありますか?
IT(情報技術)を利用できる層とできない層との間で生じる格差のことで、
使いこなせる人と使いこなせない人との間に情報格差を生み、
それが機会や待遇の差、
そして、貧富の格差にまでつながるという考え方です。
日常で感じる「デジタルデバイド」
今回、フランスは、燃料手当を100ユーロ支給していますが、
申請した人は、3割にすぎず…、
申請日の締切は、2月末まででしたが、3月末まで延長することになりました。
知らなかった!燃料手当100€支給
「年金改革反対」のニュースに気を取られて、燃料手当100ユーロ支給され始めていたことを知りませんでした!最近、ガソリンの値段が値上がり
その要因として、デジタルデバイスが関係しているというのです。
100ユーロを取得するには、国のサイトから申請を行わなければなりません。
100ユーロを取得できるはずの高齢者や低所得者といった、
ITを利用できない、あるいは利用するチャンスがない層が申請できずに、
現在の社会から取り残されている事が分かります。
今回申請して、100ユーロ取得した人と100ユーロ取得しなかった人…、
この事が積み重なり、貧富の格差につながっていくのです。
スマホを持ちたがらない高齢者
私の周りには、スマホを持ちたがらない高齢者がいます。
年末年始に日本旅行した写真を、直ぐに送信できる人と送信できない人に別れ、
コミニュケーションや人間関係に格差を作り上げていると感じました。
現在では、携帯電話といえばスマートフォンが主流で、日本へ入国する際もスマートフォンのおかげで、簡単に入国できる時代になりました。
体験談 Visit Japan Web
注意!QRコードが用意できていない人と用意できている人の分岐点があります。必ず、QRコードを直ぐに提示できるように、用意して置く事をおすすめします。
しかし、日本を旅行していて感じたのは、
今でもプッシュ式のダイヤルボタンがついたタイプの携帯電話(通称ガラケー)を愛用している方が多いのに驚きました。