フランスの出生率の低下が問題視されているなか、
フランス国立統計経済研究所(Insee)の報告書によると、
2025年度、フランス国内の死亡者数が出生数を上回ったと発表しました。
出生数はわずか64万5,000人、死亡者数は65万1,000人を記録。
第二次世界大戦終結以来のことで、
2025年は、フランスという国にとって「人口動態の大きな転換」となりました。
フランス、出生率の低下
フランスの出生率低下は、
今や欧州全体の懸念事項となるほど深刻な局面を迎えています。
かつてフランスは、手厚い家族政策により「少子化対策の優等生」と呼ばれてきましたが…
2025年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定数)は、
1.56にまで低下しています。
調べてみると、第一次世界大戦後で最低の数値です。
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2010年: 2.03
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2024年: 1.61
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2025年: 1.56
なぜ低下?
その要因として、
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経済的・社会的不安: インフレやエネルギー価格の高騰による生活コストの増大、不透明な世界情勢が、若い世代の「親になる意欲」を削いでいる。
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理想の子ども数の減少: 若い世代を中心に、男女平等の観点やキャリア形成、あるいは自由なライフスタイルを重視する傾向が強まり、理想とする子どもの数自体が減っている。
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晩産化の進行: 第一子出産時の平均年齢が上がり続けており、結果として第ニ子、第三子を持つ世帯が減少している。
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家族政策の限界: かつて効果を発揮した「家族手当」などの経済的支援だけでは、現代の多様な不安を解消しきれなくなっている。
職場で、嬉しいお知らせ
フランスで少子化が進む中、嬉しいお知らせがありました。
職場の同僚が、「妊娠3ヶ月目」と言って、
制服で隠していたお腹を見せてくれたのです!
確かに、うちの職場でも30歳過ぎて第一子を授かる同僚が多いのが現実です。
また、キャリアを積みたいと思う”働く女性”にとっては、デリケートな話ですが、
二人目、三人目を授かったせいで、
昇進するチャンスを逃した同僚を何度も見ました。



