フランスアルプス山脈のヨモギ酒「ジェネピ」 - タラソテラピー&ライフ

フランス・アルプス山脈のヨモギ酒「ジェネピ」

genepi ジェネピ

今回、アルプスのお土産に買った、オーガニックの山のヨモギ酒「ジェネピ」が、とても美味しかった!と、好評でした。

ヨモギと同じ属性の植物ジェネピ(Génépi)から作られるお酒で、アルプスの”食後酒”として有名なお酒でもあります。

食前酒と食後酒
genepi

食後酒 オーガニックの「ジェネピ」アルコール度数40度

日本でも浸透している”食前酒”フランス語で「アペリティフ」は、食欲をそそるという意味があり、胃を刺激して、食欲を増進させる効果だけでなく、消化液の促進にもつながり、消化が良くなるので食前に飲まれているお酒です。

実は、”食後酒” も食前酒と同じく大切なフランスの食文化の一つなのです !

食後酒は、フランス語で「ディジェスティフ」と言い、例えば、コース料理の最後に楽しむお酒です。

食後にディジェスティフを摂取することで、消化を促すお酒なのです。

食後酒は、なんでも良いわけではありません。

食後酒として飲む意味がある食後酒を選んだほうがよく、選ぶ際には、ちょっとした知識が必要となってきます。

genepi

ボトルによっては、飲み方が裏のチケットに記載されています。(上記写真)

  • ジェネピ酒とオレンジをカクテルにして飲む
  • デザートとしてアイスクリームにかけて食べる
  • 食事のあとに、食後酒として飲む
  • お湯に3杯ジェネピ酒を加え、きび砂糖を入れて飲む

このように、いろいろな飲み方があります。

植物ジェネピは、月経不足の女性にもお勧め

Gray wormwood

中世に胃の病気を治すための煎じ薬として使われていた植物ジェネピは、今でもその効能や薬効が認められています。

胃を刺激する作用、消化促進作用、そして風邪や全身の疲労回復などに優れている総合的な強壮剤としても定評があります。

また、肺疾患の治療、治癒、高山病対策になる植物としても知られており、月経不足の女性にもお勧めな植物なのです。

希少なジェネピ

herbal plant

ジェネピは、主にフランスのアルプス山脈に生息しており、7月から9月にかけて開花します。

標高2,000~3,000mの高地の岩場に生育しているジェネピは、希少な植物として保護されています。

ヴァノワーズ国立公園では収穫が禁止されており、他の場所では制限されています。

ちなみに、ジェネピは、「アルテミシア属(キク科)」の植物です。

平地に生息するアルテミシア属の中では、ヨモギが有名です。

ジェネピの豆知識

Bottles

ジェネピ酒は、山に住む人々によって手作りで作られてきた伝統的なお酒でした。

現在は、収穫量の制限により、蒸溜所で酒造されるようになっています。

植物ジェネピを50%以上と中性アルコールを配合し、漬け込んでエキスを抽出して製造するシンプルなお酒です。

気になるジェネピ酒のお味は?

苦味や渋みがなく、花や花粉のフローラルな香りがします。後味も、さっぱりとした口当たりの良いお酒です。
食前酒の「ジェネピワイン」もお勧め!
vin

食前酒 ジェネピワイン

このワインは、デザートワインです。

普通のワインと比べて甘味が強く、舌触りもトロリとしています。

そのためデザート代わりに飲まれることも多いワインです。

vin

白ワインとジェネピ酒、そして、はちみつと砂糖入の食前酒です。(アルコール度数16度)

植物由来のジェネピのお酒は、カクテルや食前酒、食後酒、そして料理に使うことができるので、お土産として喜ばれるお酒です。

genepi

ジェネピとリンゴのジャムもお薦めです。

 

 

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Bonne dégustation !