野菜の王様「ケール kale」の花、見たことありますか?
うちで育てていたケールがとう立ちして、花が咲きました。
ケールの花
この花が咲くまで、
ケールは、アブラナ科アブラナ属の野菜とは、知りませんでした。
確かに、この花、同じアブラナ科アブラナ属の「菜の花」に似ています…。
アブラナ科アブラナ属の「菜の花」
実は、”お隣さんの菜の花”が、うちの庭に雑草のように咲いています。
ところで、今回、フランス語で「コルザ Colza」と呼ぶこの花、
日本語で「アブラナ」とか「菜の花」とか呼ばれていますが、
本当の呼び名を調べてみると…
アブラナの花の咲いている時期だけ、「菜の花」という呼び方をするそうなのです!
若い葉を食べるときは、「アオナ」、
種ができたときは、「ナタネ」、
そして、その油は、「ナタネ油」とのこと。
魚のように、成長によって呼び方が変わるのですね。
野菜の王様「ケール」
栄養満点のケールですが、ビタミンK(血液凝固に寄与)を多く含むため、
ワルファリン(抗凝固薬)を飲んでいる患者は、注意が必要な野菜です。
ワルファリンは、ビタミンKの作用を阻害することで血を固まりにくくする薬で、
納豆、ケール、クロレラなど、ビタミンK含有量の多い食品を食べると、
ワルファリンの働きが弱まって血の塊ができやすくなる恐れがあるのです。
また、多量摂取により、高カリウム血症を引き起こす場合もあります。
特に、腎疾患患者は、気をつけましょう。