フランスは、今年の2月に、通帳「リブレA(利息非課税の貯蓄口座)」の
預金金利を3%に引き上げました。
そこで、日本の銀行の預金金利は、どうなのか?
調べてみたら、”0”がたくさん!
フランスと比べると、すごく金利が低いのにビックリしました。
普通預金金利 | 0.001% |
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12歳から25歳の「ユース・リブレA」
リブレAには、12歳から25歳まで預金できる「ユース・リブレA」もあります。
ユース・リブレAの限度額は1,600ユーロ(約24万円 1€=150円)で、
金利は3.50%です。
25歳以下であれば、ユース・リブレAとリブレAを両方持つことができます。
なので、ユース・リブレAが限度額に達しても、続けて、一般のリブレAで、
金利の恩恵を受けることができます。
2020年の「リブレA」の金利は、0.50%だった!
Taux Livret A | Bilan année 2022 |
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01/02/2020 : 0.50% 01/02/2022 : 1.00% 01/08/2022 : 2.00% 01/02/2023 : 3.00% |
Intérêt moyen sur l’année 2022: 1.4% Inflation moyenne 2022: 5.2% Perte du Livret A: 3.8% |
過去を振り返ってみると、2020年は、金利が0.50%でした。
なので、今回の金利値上げは、嬉しいですね。
リブレAに預けたお金の行方は?
実は、この口座に預けたお金は、銀行に眠らせずに、
ソーシャルハウジングを建設するための資金として使われています。
フランスでは、国内の住宅の14.6%をソーシャルハウジングが占めています。
人口20万人以上の都市では、社会的不平等対策と保護のため、
20~25%をソーシャルハウジングにする法律が定められています。
この資金を一元管理するCaisse des Dépôts et de Consignationは、
この利回りに手数料を加えたお金をソーシャルハウジング団体に貸し出しています。
リブレAを利用しよう!
税金を払わずに、貯金をしっかり増やしたいと思いませんか?
リブレAは、インフレを考慮し、政府が金利を設定しています。
また、リブレAは、必要なときには引き出すことができるので、便利です。