ここ最近、天気の良い日が続くフランス。
時間があれば、庭仕事を優先に日々過ごしています。
今、うちのハーブの手入れをしており、庭仕事の後に、新鮮なミントで作るミントティーにハマっています。
そこで、今回は、”ミント”のお話しです。
うちのミント 4種類
ミントは、手が掛からず、どんどん増えていく元気の良いハーブです。
うちには、4種類のミントがあります。
モロッコミント
野生ミント
ジャイアントミント(ミント×ビロサ)
ペニーロイヤルミント
次回は、キューバの「モヒートミント」を植えたいと思っています。
甘草入りのミントティーは、心臓にリスクあり!
ミントティーを飲んだ時に、砂糖入りでないのに甘く感じるミントティーを飲んだことはありませんか?
心地よい甘さがあり、ミントの爽やかな香りで癒やされるハーブティーですが、
実は、このミントティーの甘みの正体は、
フランス語で、「レグリス réglisse」
「リコリス Liquorice」又は、和名「 甘草 かんぞう」と呼ばれる植物を乾燥させた根が入っているからです。
甘草は、漢方でも用いられており「 百薬の毒を解毒する 」生薬と言われている植物。
他の生薬に含まれる毒をも解毒するとは、すごい効能があるのですが、心臓にリスクがあるとも言われているのです。
米国食品医薬品局(FDA)は、40歳以上の人は摂取を制限するよう勧告しています。
味の元となる有効成分グリチルリチン酸に、体内のカリウム濃度を下げる性質があり、
眠気、低カリウム血症、血圧上昇、浮腫、体重増加、心不全を引き起こす可能性があることを発見しました。
フランスでは、キャンディーなどのお菓子の香料として知られている”芳香植物”でもあります。
摂取しすぎに注意しましょう!
モロッコミントティーの作り方
今回、私が日常飲んでいる、うちのモロッコミントを使ったハーブティーの作り方をご紹介します。
スペアミントでも代用可能です。
モロッコミントを使用する際、
葉の光合成(葉緑素を持つ植物が二酸化炭素と光から糖と酸素を作り出すこと)がストレスを受けないように、
午前中に収穫しましょう!
また、若い芽は古いものより風味があります。
材料 4杯分
- モロッコミント 3本
- 中国緑茶 大さじ1
- 砂糖 お好みで
作り方
お湯を沸かします。
沸騰する直前、”小さい泡”が浮いてきたら、火を止めます。
お湯を注いで、5分待ちます。
ミントと緑茶の風味を抽出させます。
新鮮なミントティーは、自然な甘みがあり、砂糖を入れなくても美味しく頂けます。
モロッコで飲まれているモロッコ式ミントティーが好きな方は、お好みで、砂糖を加えて下さい。