10年なんてあっという間!
私は、住宅貯蓄プラン(PEL)の積立をしています。
あれ?今月から引き落としされていないなぁと思って確認してみたら、
今年で10年目、なんと満期の年だったのです。
実は私は、住宅貯蓄プラン(PEL)の積み立てをするのは2回目。
1回目は、10年の満期を迎え、ちょうど良いタイミングで、
家を建てました。
この積み立てのおかげで、簡単に住宅ローンを組むことができ、
また、利息もかなり低く、
現在のPELの条件と比べてみると、良い時期に家を建てることができたと思っています。
2回目は、このPEL金利が2.5%だったこともあり、
今後、貯蓄の金利が下がると予想して、貯金する感覚で積み立てを始めました。
PELの利用法
このPELの目的は、少なくとも4年間貯蓄し、
その貯蓄を住宅資金に充てる人に融資することです。
融資額の上限は、9万2,000ユーロで、
ローン返済期間は15年を超えることができません。
満期がきたけど…どうする?
PELは、始めた時の利率が適用されます。
この利率が現在(2025年)では1.75%まで下がっていますが、
私は、2.50%でPELを始めたので、満期がきて解約しても、2.50%の利率が適用されます。
なんと、1985年6月5.30%の利率のPELをいまだに利用している貯蓄者がいるそうなのです!
PELの金利は、全期間固定であるため、適切な年を選択することが極めて重要です。
上限は、61,200ユーロまで。
銀行は、金利が高く古いPELは、閉鎖するように顧客に勧めています。
なぜなら、現在金利がどんどん低下するなか、銀行にとって古いPELは、高くつくからです。
銀行によっては、PELを強制的に閉鎖させようとするところもあるようです。
PELを発行した日をチェックしましょう。
・2011年2月28日以前に発行されたPELの有効期限は無制限。
・2011年3月1日から2016年3月1日までに開設されたPELの有効期限は15年。15年を過ぎると自動的に銀行貯蓄に切り替わります。
・2016年3月1日以降に開設されたPELの有効期限は無制限(ただし利率は低い)。
重要: 銀行は、2011年2月28日以前に開設されたPELの解約を強制することはできません。
12年経過すると、利息は課税対象となります。
12年経過すると税金の選択により、フラット・タックス税率(30%)またはIR税率(つまり、利子は所得に加算され、17.2%の社会保障控除も支払わなければならない)で課税されます。
私の場合、今すぐ必要なお金ではないので、12年間置いといて、無リスク、無税、高利率を利用し、
その後は、PEAなどを利用して、
株式や債券に投資することで、より高いリターンを目指そうかなぁと思っています。
