フランスでは、AIで作る 「Starter Pack」が、流行っています。
スターターパックは、ChatGPTを使うことで、自分や有名人に似た、
プラスチック製のコレクターズフィギュアのようなスタイルで、
フェティッシュなオブジェと一緒にパッケージされた人物を作り出すことができるのです。
初めて見た時は、可愛くて自分も作ってみたいと思いましたが…。
「Starter Pack」スターターパック
AIってすごい!
AIのおかげで、数秒で高品質の画像を生成できるようになったのです。
友達がスターターパックを作ったのを見ましたが、
顔が写っている鮮明な写真を添付して、情報を与えるだけで簡単に作ることができます。
結果は、まるで友達の分身!
おもちゃ屋の棚に飾りたくなるような、穴あきフック付きのリアルなフェイク・パッケージの中に、
可愛いフィギュアと小物が入った画像が出来上がるのです。
また今回、ネット上で大流行した、もう一つの理由は、
スターターパックを利用して、
ライフスタイルや習慣、決まり文句などをユーモラスに風刺した
「スターター・パック」がソーシャル・ネットワークに日々投稿された為、
すぐに、大流行したという訳です。
私が、スターターパックを作らない理由
私も、作ってみたいと思いましたが…、
人工知能の娯楽的な利用が急増していることは、
エコロジーと機密保持の問題を提起しています。
なぜなら、スターターパックの作成は、リクエストに忠実な結果を得るために、
ユーザーは姓名、興味、写真などの個人情報を提供しなければなりません。
このデータは、作品をパーソナライズするために使用されますが、
AIモデルを設計する企業によって、AIモデルを訓練するために、
あるいは商業目的で収集・処理されることもあります。
デフォルトで、設定を変更しない限り、
OpenAIは、ChatGPTに送信されたすべての情報を保持するのです。
そして、いったんソーシャルネットワーク上で公開された「スターターパック」は、
サイバー犯罪者が詐欺の前段階としてソーシャルエンジニアリングに利用できる
”情報の地雷”となる可能性があります。
くれぐれも、気をつけましょう。