日々、海の環境で生活している私は、夏のバカンスを山で過ごす事にしました。
フランスには、6つの山脈があります。
今回は、コロナに束縛されない旅行したいと思い、素晴らしい自然と広々としたスペースのある、アルプス山脈の方向へ出発しました。
• アルプス(北・南) 一番高い山は、モン・ブラン 標高4,810m
• ピレネー フランス側では モン・ペルデュ 標高3,355m
• ジュラ クレ・ド・ラ・ネージュ 標高1,718m
• マシフ・サントラル 火山に覆われた台地も含むため国土の5分の1を占める。
ピュイ・ド・サンシー 標高1,855m
• ヴォージュ グラン・バロン 標高1,424m
• コルシカ モンテ・チント 標高2, 706 m
アルプスの「カレリス(Karellis)」標高1,600mへ行く
冬場はスキー場で有名な「カレリス(Karellis)」標高1,600mのアルプスへ行きました。
オート=サヴォワ県(Haute-Savoie)に位置するカレリスは、イタリアとの国境地帯にあり、
西ヨーロッパで一番標高の高いモン・ブラン(4,810m)の一部が含まれている所です。
出典:karellis.com
- 日本の山と比べると、神威岳(かむいだけ) – 北海道広尾郡大樹町と浦河郡浦河町の境にある山が1,600 mです。
マスクなしで山歩き
マスクなしで広々とした山を満喫できるので、
トレッキングポールに登山靴、そして”リュックサックにマスクを入れて”山歩きをしている人が多いのに驚きました。
実は、カレリスへ来たのはこれで2回目、以前はこんなに人がいませんでした。
久しぶりに山を歩くと、標高1,600mなので、やはり酸素の薄さで息切れがいつもよりするなぁ…と感じました。
しかし、毎日歩いていると慣れてくるもので、今は心肺機能を強化できていると体感しています。
高山病は、一般的に3000m級の山で症状が現れますが、ごく稀に標高1500mから発症する人もいますので気を付けましょう!
歩いていると、かわいいモルモットの巣がたくさんあり、モルモットに出会うことができます。
また、山の景色や花を観賞したり、森林浴できるなど、五感を刺激しながら歩くので、
長い時間歩いても疲れません。
コロナ対策になる、おすすめのスポーツです。
山の家へ滞在
「カレリス(Karellis)」は、避暑地としても有名な場所で規模の大きいホテルが立ち並び、
滞在者が多いので、隣町の山の家を借りて滞在しました。
この家は、持ち主が基礎からすべて(業者に頼まず)一人で建てた家です!
素敵な家で、本人曰く”自慢の家に仕上がった”と満足そうに語ってくれました。
オート=サヴォワ県(Haute-Savoie)の郷土料理「ラクレット」
ラクレット(raclette)は、ここオート=サヴォワ県(Haute-Savoie)の郷土料理です。
チーズの断面を熱で溶かして削ぐ料理、「削る」を意味する”ラクレ(racler)”から ラクレット(raclette)と呼ばれるようになりました。
ちなみにラクレットは、チーズの名前ではありません。
レストランでは、半分に切った大きなハードチーズを溶かして、
削りながら茹でたジャガイモやハムや野菜などと一緒に頂きますが、
一般の家庭では、量が多すぎて食べきれないので、
家庭用のラクレットプレートを使います。
日本のホットプレートのようなものです。
2段式のラクレットプレートは、1段目はチーズを溶かせるようになっていて、
2段目は野菜などを焼くことができるようになっています。
また、どこのお店でも、ラクレットプレート用にカットされたのチーズが売られており、
簡単に購入することができます。
山歩きは、体力を消耗するスポーツです。
チーズには、タンパク質、カルシウムやビタミンB2そしてビタミンAが豊富に含まれているので、
上手に摂取したい食べ物なのです。
• チーズのたんぱく質は、がんに効く良質なタンパク質を含み
• ビタミンB2が豊富で疲労回復効果があり
• ビタミンAは、目に良く、その上、目やのどの粘膜を向上させます。
ラクレットがここの郷土料理になった理由がよく分かります!