フランスの開業医の診察料は、26.50ユーロ(約4,240円 1€=160円 2月現在)。
現在、フランス国民健康保険(Assurance Maladie)は、
診察料を30ユーロ(約4,800円)に引き上げるよう労働組合に提案しており、
診察費も、値上がりするかも知れないのです…。
昨年、基本診察料が25ユーロから1.50ユーロ引き上げられたばかり…。
3月前半頃に、30ユーロに値上がりするか、報告される予定です。
値上げを条件に…
値上げに伴い、医師に「夜間早朝の自営業医師の当番の増加」そして「週末の開業」など、
一定の「約束」をすることを求めています。
また、薬剤消費の削減を呼びかけています。
フランス公衆衛生局(Santé Publique France)の数字によれば、
フランスは、ヨーロッパの中で、ギリシャ、ルーマニア、ブルガリアに次いで4番目に抗生物質を多く消費している国とのこと!
心理カウンセラー費用の見直し
医療機関を始め、学校や企業、公的機関など、多岐にわたり、
メンタルヘルスケアを必要としている人が増加しているのが現状のフランス。
心理学者によるカウンセリングは、
人間の心理に適切な働きかけをすることでより良い行動を促すので、
今後も心理学者の活躍の場は増加していくことが予想されています。
現在、「軽度から中等度」の心理的問題を抱える3歳以上の人々は、
フランス国民健康保険(Assurance Maladie)から一部払い戻しを受けながら、
心理学者と8回のセッションを受けることができます。
”Mon soutien psy “または “Mon parcours Psy “として知られる制度です。
今後、心理学者のカウンセリングを受ける場合、
若い患者やその家族の自己負担を可能な限り抑えるために、
診察の「償還率を上げる」との事です。