フランスは、インフレに伴い、
大学生や高等教育、研究生たちの生活への不安が増していることを受け、
2023年9月から、奨学金改革を行うことを発表しました。
まずは、月額37ユーロ増額されます。
インフレと中産階級
今回注目すべき改正内容の一つは、所得分布における中間の階層、
すなわち平均的な所得水準付近の所得を得ている人々、
いわゆる「中産階級」の学生も対象となります。
例えば、学生である子ども1人を扶養、その両親2人がそれぞれ、
給料の手取りが1,801ユーロの場合、
10か月にわたって、月額145ユーロの援助を受けることができます。
現在、助成金を受けている学生の5人に1人は、条件によって、
今まで以上に助成金を受け取ることができることになります。
助成金の額は、月額66ユーロから127ユーロの増額となります。
2022年の夏、政府は、社会的基準に基づく奨学金を4%、住宅支援(APL)を3.5%増額も発表しています。
学食は、たったの1ユーロ!
フランスの奨学金を受けている学生は、一日2食まで、1ユーロで食事を取ることができます。
「Izly」アカウントに登録入金することで、大学のCrousレストランやカフェテリアで、
前菜、メイン、デザートをお腹いっぱい食べることができて、
食事代は、たった1ユーロなのです!
しかも、学生に提供される食事は、高品質の製品に、バランスの取れたメニューになっています。
バカロレアの結果も大切です。
2023年7月4日に発表される、バカロレアの結果がトレビアンだったら、
奨学金を受けれる学生は、奨学金+900ユーロの援助が支給されます。
2023年9月からは、中産階級の家庭の学生も奨学金を受けることができるようになるので、
学業に集中できる、充実した学生生活を送ることができるのではないでしょうか。