フランスでは、Covid-19のパンデミックが始まってから3年、
保健総局(DGS)は、2023年2月1日から、
現在まで ”Covid-19流行の拡大を抑えるために取られていた措置を変更する”
と発表しました。
そこで、変更内容が気になったので調べてみました。
Covid-19の陽性者に対しての病休休暇と隔離の廃止
2月1日より、Covid-19の陽性反応が出ても、職場への出勤が可能になり、
自宅待機する必要もなくなりました。
出勤できない症状のある場合は、今までのように、テレワークができます。
しかし、職種によってテレワークできない場合、
インフルエンザにかかったときと同じように、
”一般法の適用”を受けることができます。
Covid-19の病気休暇
Covid-19の検査結果が陽性だった場合、病気休暇を取得するには、
まず、かかりつけの医師に相談し、
その後、48時間以内に、加入している医療保険(CPAM)と、
従業員の場合は雇用主に対して病気休暇する旨の通知書を送付しなければなりません。
Covid-19の病気休暇の初日からの給料支払い廃止
2020年にCovid-19が流行して以来、陽性者は、病気休暇開始初日から、
給料が支払われていました(仕事を休んでも給料を全額支給されていました)が、
2月1日から、民間企業では、病気休暇の最初の3日間は、給料が支給されません。
公務員の場合、最初の1日間は、給料が支給されません。
接触者隔離の終了
陽性者との”組織的隔離”として、
濃厚接触者に対して、2日後の検査を求めていましたが、不要になりました。
フランスは、完全にCovid-19の流行が止まったわけではありませんが、
今回、措置の変更が実施されることとなりました。
しかし今後も、Covid-19の症状を感じた場合には、自主的に検査するよう、
強く奨励しています。