夏になるとよく食べる「サンドイッチ」、
ひんやりと冷えた野菜がたっぷり挟まったサンドイッチを海辺で食べると元気が出ます!
フランスと言えば、フランスパンの「バゲットサンド」
フランスの「バゲットサンド」はとてもシンプルで、ハムとバター又はハムとチーズだけで、野菜が挟まっていないサンドイッチがよく売られています。
ちょっと残念…と感じる私は、栄養のバランスを考えて野菜たっぷりのサンドイッチを選んで購入しています。
ニース風サンドイッチ「パン・バーニャ」
そこで、最近よく食べているサンドイッチは、ニース風サンドイッチ「パン・バーニャ」 (Pan bagnat)です。
ご存知ですか?
このサンドイッチは、ニースの伝統的な料理の一つです。
フランスのニースって何処?
特製の大きな丸いパンに、ニソワーズ風サラダと同じ具材(生野菜、ゆで卵、ツナ缶、アンチョビの塩漬け、オリーブオイルなど)を挟んだサンドイッチです。
日本人の顔の大きさと同じくらいのサンドイッチなのです。
image 出典 : kerutomo.com
まめ知識
ニース語で「パン・バーニャ」は、「濡れたパン」という意味です。
19世紀のニースの女性たちは、硬くて古くなったパンを少量の水と新鮮なトマトの果汁を使って柔らかくし、季節の新鮮な野菜を加えてサラダにしていました。
時が経つにつれ、パンがこのサラダの容器となり、「パン・バーニャ」は漁師をはじめとする朝の労働者たちのサンドイッチとなります。
19世紀から20世紀初頭にかけてマグロは、高価な魚でしたが、アンチョビは、誰でも買えるポピュラーな魚だったので、ニースの伝統料理にはよくアンチョビが使われています。
「パン・バーニャ」をユネスコの世界遺産に登録?
「パン・バーニャ」をユネスコの世界遺産に登録することで、本物のレシピを定義付け、認めてもらえるよう活動しています。
しかし、レシピが時が経つにつれて進化し、フランス全土で個人の好みに応じてレシピが少しずつ変化しているため、満場一致を得てユネスコの世界遺産に登録とはいかないようです。
ニースには、世界遺産があります。
2017年に文化遺産として『ニースのユネスコの世界遺産、観光から生まれた新都市ないしリヴィエラの案出』が登録されています。
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