フランスでは、4月中旬に暖かい日が続いたので、
うちの「アイリス」は、例年より早く開花し、
美しく咲いてくれています。
また、フランス語で、アイリスを「イリス Iris」と読み、
女性の名前としても人気があります。
アイリス Iris
薄くて長くて平たい葉っぱなので、何処につぼみが付くか分かりにくいのですが、
葉っぱが、少しだけ”ぷくっ”とふくれると、その部分から、つぼみが顔を出します。
その後、つぼみを増やしながら茎が、ぐんぐん伸びていきます。
色づいたら、花が咲き始めます。
フランスで見かけるアイリスは、気品のある大輪の花を付け
「レインボーフラワー」と呼ばれるくらい、色んな色があります。
上から見ると、
うちには、紫色しかありませんが、黒色のアイリスなど珍しい色もあります。
モネの作品にアイリス
アイリスと言えば、
フランスの画家モネの作品の中に、アイリスの描かれた「Le Jardin de l’artiste à Giverny」があります。
この作品は、オルセー美術館に所蔵されています。
満開の紫色のアイリスと、イトスギとトウヒの並木の向こうにモネ家が描かれた作品です。
モネが住んでいた頃は、紫系のアイリスばかりでしたが、
現在では、オレンジ、黄色、ワインレッドなどの暖色系、白や黒や模様入りのアイリスも植えられ、見ごたえある庭になっています。
フランス、ジヴェルニ―「モネの家と庭」
パリから日帰りで見学できる場所、ノルマンディー地方にあるジヴェルニーに、モネの家があります。
親日家としても有名なモネ、
クロード・モネは、1883年から1926年まで43年間、86歳で亡くなるまで生涯の半分をこの家で過ごしました。
モネの庭は、これからアイリスをはじめ睡蓮などの花がどんどん開花する季節を迎えます。
モネの家と共に、素晴らしい風景が満喫できますので、是非、尋ねてみて下さい。
動画を見ることができます。
2022年4月1日から一般公開されています。
開園日および開園時間:モネの庭は、2022年4月1日から11月1日まで、祝日を含む毎日9時30分から18時(最終入場は17時30分)まで
ペット、ピクニックは禁止されています。
- 大人:11.00ユーロ
- 7歳以上、学生:6.50ユーロ
- 障がい者:5.50ユーロ
- 7歳未満:無料
* オンラインでチケットを購入すると少し割引があります。