セーヌ川に迷い込んだシロイルカ - タラソテラピー&ライフ

セーヌ川に迷い込んだシロイルカ

beluga シロイルカ

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フランスのセーヌ川に迷い込んできた、珍しいシロイルカのニュースをご存知ですか?

フランスでは、シロイルカをベルーガ(ロシア語で”白い”に由来)と呼んでいます。

このベルーガは、セーヌ川に迷い込んで一週間後の8月10日に保護されました。

しかし、港への搬送中に状態が急変し、残念ながら、救うことはできませんでした。

救出に当たった獣医師らは、ベルーガが元々生息する北極海などと異なる、

水温25℃のセーヌ川の環境の中でストレスを受け衰弱した可能性があると分析しています。

 

BELUGA

ベルーガは、北極海、ベーリング海北部、オホーツク海、クック湾、セントローレンス湾に生息

 

 

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ベルーガの過去のニュース

しかし、なぜセーヌ川に迷い込んできたのでしょうか?

疑問が多く残る今回の出来事。

そこで、思い出したベルーガの過去のニュースと言えば…

 

2019年4月、ノルウェーの小さな町の沖合で、漁船に近づいたベルーガが話題となったニュースを思い出しました。

このベルーガは、カメラを装着できるようなハーネス(動物の体につけるベルト)を身に着けられ、

そこには「サンクトペテルブルクの装備」と刻印されていたというのです!

当時、クジラやイルカを訓練して作戦に用いる、ロシアの軍用イルカではないかと、海洋専門家は示唆しました。

 

軍用イルカ
BELUGA

(Photograph by PETTY OFFICER FIRST CLASS BRIAN AHO, U.S. NAVY) アメリカ海軍は2003年、イラク戦争の湾岸での地雷撤去チームにイルカを動員しています。

 

2017年のロシアの国営テレビ局が報じたところによると、ベルーガやハンドウイルカ、そして、数種のアザラシを使って、

海軍基地への入り口を守り、ダイバーを助け、場合によっては領海への侵入者を阻止ための実験を行っていたということが公表されています。

2014年のクリミア危機の際は、ロシア軍がウクライナ軍の「ハンドウイルカ部隊」を接収したとの報道がありました。

ウクライナの軍用イルカは、水中の機雷や制限水路に入ろうとする好ましくないダイバー、遊泳者を発見して目印を付けるよう訓練されていたと、ロシアの通信社が伝えたニュースもありました。

 

空を飛ぶ、ベルーガ

BELUGA

ベルーガにそっくり!

 

エアバス ベルーガは、エアバス・インダストリーが、自社で生産する航空機のコンポーネントを空輸するために開発・製造した貨物機。

胴体上半分に巨大な貨物室を備え、コックピットが胴体下側に移設されています。

1994年9月13日に1号機が初飛行し、その後、計5機が生産されています。

 

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生息数の少ないベルーガ、

今回、残念ながら自然に戻すことができませんでした。

なぜ迷い込んできたのか、真実を知りたいところです。

 

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