うちのバラも咲き始め、
バラのシーズンがやってきました!
今回は、”バラの公園”パリ16区にある「バガテル公園」の紹介です。
毎年6月最初の週末に「Le week-end de la rose」が開催されています。
今年2023年は、6月3日と4日です。
このイベントでは、バガテル国際バラコンクールやバラに関するワークショップ、
パリ市の庭師や花屋によるアドバイスやデモンストレーションなどが行われています。
パリ16区「バガテル公園」のプログラムは?
プログラム
- バラのお手入れのコツ
- バラ園見学(現地にて予約制)
- 市民賞の投票
- フラワーアートワークショップ(事前予約制)
- バラの接ぎ木のデモンストレーション
- バラの交配デモンストレーション(土曜日午後)
- リセ・オクターブ・フォイユの生徒によるオートクチュール用バラの制作体験
- 子供向けゲーム
- 専門植物コレクション保存所(CCVS)
- フランス国立園芸協会バラ部会
- 花束の販売
- バラの鉢植えの販売
- バラを使った食品・化粧品の販売
- バラの洗礼式(土・日)午前11時
- コンサート(日)午後5時
バガテル公園と歴史
バガテル公園は、バラの花にふさわしい緑豊かな公園です。
ルイ15世の治世下、バガテルは、主要なパーティー会場となります。
その後、荒れ果てったバガテルは、
1775年、ルイ16世の弟で後の国王シャルル10世となるアルトワ伯爵が、
領地を手に入れ、伯爵の義理の妹であるマリー・アントワネットが、
わずか64日でこの城を修復し、バガテルはかつての華麗な姿を取り戻します。
歴史は流れ、バガテルは、オランジェリー美術館で有名なイギリス侯爵や、
パリの噴水で有名なリチャード・ウォレス卿など、複数の所有者を経て、
1905年、パリ市議会がこの領地を買い取ります。
パリ庭園学芸員のジャン=クロード=ニコラス・フォレスティエが、
それまでの配置の調和を崩すことなく、ロマンチックな庭園に作り上げ、
現在に至ります。
バガテル公園とバラ
フランスで最も大きく、最も古いバラ園のひとつです。
1907年に開園し、1,200種以上の品種のバラが、
収集家ジュール・グラヴローから寄贈され植えられています。
1907年、パリ市の公園・庭園管理官であった
ジャン・クロード・ニコラ・フォレスティエの発案により、
バガテルで、最初の国際的なバラのコンクールも開催されています。