エレガントで美しく、品種によっては香りのよいバラを育てている、”薔薇ファン”が多くいますが、私もその一人です。
最近、天気がよく、新芽が出てきて、つぼみをどんどんつけています。
しかし、それと同時に、この快晴のせいで、害虫の被害が多く受けています。
今まで、手が掛からず、元気に育ってきてくれた、うちのバラ、
地球温暖化の影響を受けていると感じる今日この頃です。
バラの害虫 フレンチ・ローズ
赤茶色の新しい茎が何本も出てきています。(上記写真)
短い去年の茎からは、つぼみが開き始めています。
そして、同じ根元から5年くらい経ち大きく成長した茎からは、花が開花しました。
美しさに見とれて観賞していると、穴のあいたつぼみが!
近づいて、よく見てみると…、
白い幼虫が花びらを一生懸命食べているように見えます。
なに?この幼虫…。
幼虫の様子 動画
この幼虫は、何の幼虫か知りませんが、
棒を使ってバラから離れた場所へ移動させました。
バラの害虫 バラの葉がベトベト
皆さんの家のバラは、大丈夫ですか?
今年のフランスは雨が降らず、乾燥気味の天気が続いています。
しかも、日中は20℃くらいの心地よい気温。
調べてみると、この環境がアブラムシを大量に発生させ、
短期間で爆発的に増殖しているというのです!
アブラムシは、バラの新芽や若葉、つぼみなどに群がり樹液を吸い、バラにダメージを与える害虫で有名。
実は、このベトベトの原因は、アブラムシの排泄物!
アブラムシの排泄物(甘露)には糖分が多く含まれているので、葉がベトベトするそうなのです。
あっという間に増えたアブラムシ、
今まで、アブラムシを観察することなんてありませんでしたが、
緑や茶色、羽のあるアブラムシもいました。
バラの害虫 コナカイガラムシ
よく見ると、白い粉のようなものがバラ全体に付着しています。
しかも、このバラの葉もベトベトしています。
どうも、「コナカイガラムシ」という害虫のようです。
この害虫も繁殖力が強く、どんどん被害が広がるとのこと。
確かに、他のバラにも白い粉が付着していました。
このコナカイガラムシは、アブラムシと同様に、植物の汁を吸い、急激に弱らせていく害虫で、その排泄物は、ベタベタと粘り気があるとのこと。
バラの害虫 対処法と霧吹き
今年は、害虫の被害を例年になく受けたので、
生育が悪くなり、花も美しくに咲かないかも知れませんが、
直ぐに対処すれば、バラが枯れるということはありません。
そこで、いつもの霧吹きを使い、害虫やベトベトを水で洗い流すように対処しました。
害虫の繁殖を抑えるために、水を与え乾燥状態を解消すると予防に繋がるとのこと。
同時に土壌も乾いているようならたっぷりと水やりすると良いそうです。