2021年11月15日月曜日の朝、フランスで地震が発生しました!
しかし、全国ニュースでは、話題に取り上げられませんでした。
実は、フランスでは”地震”に対して日本ほど敏感ではありません。
マグニチュード2.5の地震を体験
確かに、マグニチュード2.5の地震だったので話題にしなかったのかもしれませんが、
私は、この地震を感じました。
月曜日の朝、ドン!と、壁を誰かが強く叩いたような音が一瞬響き、その直後、大きな物が家にぶつかったような振動を感じたのです。
一瞬の出来事だったので、この時、地震とは思いませんでした。
その日、職場に到着して同僚と”何か爆発した音が聞こえなかった?”など、朝の出来事が話題になりましたが、誰にも原因はわかりませんでした。
そしてお昼前、ネットで配信されているジャーナルで地震が発生したことを知ったのです。
全国地震観測網(RéNaSS)のデータによると、この地震は、11月15日(月)午前6時03分頃に発生、
震源地はカルヴァドス県 Caen の東に位置する Sannerville と Banneville-la-Campagne の間で、深さ5km、マグニチュード2.5の地震でした。
今回、この地震で被害はありませんでしたが、
実は、カルヴァドス県は「弱い・非常に弱い」地震地帯に分類されており、過去にも同様の現象が何度か発生しています。
フランスの地震地帯
最新フランスの地震地帯(2011年版)では、今回、地震のあったノルマンディー地方の西部の大部分がレベル2に分類されています。
つまり、地震のリスクは低いものの、建築に関しては一定のルールが課せられています。
ノルマンディー地方で地震が起きる理由とは?
ノルマンディー地方には、オルヌ(Orne)県にあるエクヴェ(Écouves)山が標高413mで、アルモリカン山脈(Massif Armoricain)で2番目に高い山があります。
地質学者によると、この山脈を生んだ断層が、地震現象を起こしていると説明しています。
アルモリカン山脈は、ブルターニュ地方に広がる山脈です。
なので、ブルターニュ地方でも地震が発生しています。
このように、フランスも地震がありますが、日本のように地震対策のための避難訓練をすることは、全くと言っていいほどありません。
個人で気をつけましょう 。