もう、6月!
ノルマンディーは、天気がいいのに、
一日中、風が吹き続く日々…なので、気温は、平均18度くらいです。
フランスでは、学期末に入り、
バカンスが近づいています。
そこで、今回は、先日申し込んだ、高速道路などの有料料金所や駐車場で使用できる、
フランスのETC(イーティーシー)についての情報です。
ETC(イーティーシー)とは?
ETC(イーティーシー)とは、英語で「Electronic Toll Collection System」のことです。
高速道路や有料道路の料金所ゲートで、自動車や自動二輪に搭載したバッジと無線通信を行い、
車種や通行区間を判別して、認証や決済を行うシステムです。
高速道路をあまり利用しないと損?
私は、”高速道路を頻繁に利用しない”という理由で、
料金所での渋滞に巻き込まれる事が分かっていても、
今まで、ETCシステムを利用しませんでした。
しかし、今年は、高速道路を夏と秋に利用することが分かっているので、
一年間使用料無料のプロモーションをしている「Ulys」のバッジを購入しました。
ネット注文すると、送料4.99ユーロで、72時間以内に自宅に配送されます。
そして、バッジをフロントガラスの上部に貼り付けるだけです。
一年無料ですが、その後、”使った場合は、1ヶ月2ユーロ”の手数料を払わなければなりません。
重要なのは、”使わなかった場合は、0ユーロ”なので注文しました。
また、e-バカンス小切手で支払うこともできます。
このシステムを利用しているフランス人は、57%を占めるそうです。
フランスでは、いつから導入されたの?
1990年代にフランスへ導入されました。
2006年まで国営だったフランスの高速道路、
ETCシステムは、「Liber-T」と呼ばれていました。
しかし、民営化に伴い、各自動車道会社がこぞって独自のETCシステムサービスを開始、
現在に至ります。
ETCシステムをすすめる理由は?
交通渋滞の回避はもちろんですが、
経済的な利点: プロモーションや割引が利用でき、支出の管理、ガソリン消費量を削減できるなど。
エコロジー効果: ブレーキシステムから排出されるCO2や微粒子の低減、騒音公害の低減、通行券や支払い領収書の非物質化など。
実用的な利点: オンライン決済できる、料金所での滞在時間を10倍短縮でき、
ゲートに近づく際の不安がなくなり、車内で財布を探す必要がなくなるのです!