フランスでは、ポピューラーなパン屋『PAUL』。
主要な場所に必ずあるので、便利なパン屋、
今回ここで、おやつを購入しました。
店員に、”ペピート pepito を2つ下さい。”と注文したのですが、どれか分からない様子…、
私の住むところでは、下記写真のヴィエノワズリーを”ペピート pepito”と呼びます。
パン屋『PAUL』
『PAUL』の商品チケットに、”グールマンディーズ Gourmandise”と書いてあったので、
結局、チケットを読んで注文しました。
いつもは、”ペピート”で通じるのに、あれ?なんで通じなかったんだろう…
と思いましたが、購入して帰宅。
2,30ユーロ(約260円)と値段のわりには、小さいけれど、
いつも美味しくいただいています。
違うパン屋へ
その後、いつものお気に入りの店で、ペピートを注文。
やはり、このヴィエノワズリーの名前は、ペピート!
よく買うおやつなので、自宅で簡単に作れるのかなっと思い、
”PEPITO”で検索してみると、
「LU」 ペピート Pépito
検索結果は、ビスキュイトリー「LU」のお菓子のペピートのことばかり。
やっぱり、ペピートって呼ばないのかな?
漫画ペピート
知っていますか?
実は、このペピートの元のキャラクターは、メキシコ人ではないんですよ!
イタリアの作家で漫画家のルチアーノ・ボッターロの漫画に登場する”海賊”なのです。
1951年、この漫画は、イタリアのモンダドリ社から出版され、
その後、フランスが著作権を買い取り、
ダノングループがメキシコ人のイメージに変更したペピートをお菓子のマスコットとして使用。
当時、出版社は著作権に無頓着で、漫画家はページ単位で報酬を得ていたため、
著作権を得なかったルチアーノ・ボッタロは、
フランスでは誰でも知っているマスコット”ペピート”の生みの親なのに、
著作権による報酬を一銭も受け取れなかったとのこと。
別名がたくさん!
探した結果、
ブリオッシュ・スイスやパン・スイスという呼び名でレシピを見つけました。
フランスにもあるのに、スイス(ヴィエノワズリー)の名が?
実は、昔オーストリアからスイスへ渡ったレーズンパンが変種したヴィエノワズリーとのこと。
別名:スイスパン、ペピート、スイスブリオッシュ、スイスペーブメント、プチスイスオショコラ、ドロップ、パヴェパリジャン、ショコラティンなど..。
やっぱり、”ペピート”でした。
住んでいる場所によってよびかたが変わるようです。
この店でペピートを買い慣れているので、他のパン屋のペピートが小さく見えます。
しかし、安くて大きいので、儲けがあるのかな?