フランスのテレビ番組で「La Meilleure Boulangerie de France」
という番組があります。
フランスの最優秀ベーカリーを決める番組です。
各地元に密着した番組なので、よく見ています。
今年は、バスク地方のアングレにある「メゾン・ゴーティエ」の
ルシアンとアダムのバスク人コンビが、
フランス最優秀ベーカリーの栄冠に輝きました。
Adresse :
26 Av. de la Chambre d’Amour, 64600 Anglet
審査員は、パティシエのノエミー・オニア氏、MOFのブルーノ・コルメレ氏、
シェフのミシェル・サラン氏で、
彼らは、パンの審査だけではなく、25週間にわたり240近いベーカリーを訪問し、
店の雰囲気やサービスなども審査するのです。
審査する側は、移動するのも大変でしょうが、試食するのも大変だろうなぁ…
と思いながら毎回見ています。
ブルターニュ地方代表のベーカリー「AMANDE」
ブルターニュ地方を勝ち抜いたベーカリー「AMANDE」へ行ってきました。
今回、フランス最優秀ベーカリーのタイトルを獲得できませんでしたが、
んーなるほど、これじゃ〜ねぇ…。
なぜ獲得できなかったか分かりました。
食べてみないとわからない!
審査員が、よく試食するのが分かりました。
試食は大切!
店に入ると、見た目は、どのパンもケーキも美味しそうで、
素晴らしいベーカリーです。
しかし、食べてみて分かりました。
その、素材の味が出ていないのです!
見た目が芸術的な、黒胡麻と柚子のケーキを食べてみましたが、
黒胡麻は、色だけで味がなく、柚子は酸味が強すぎて、
超酸っぱい”レモンタルト”でした。
不味くはないけれど、黒胡麻の風味と、柚子の香りを期待して
食べたのでガックリでした。
これでは、フランス最優秀ベーカリーのタイトルは獲得できませんねぇ。
審査員が、仕切りに味見してみるのが分かりました。
ということは、バスク地方のアングレにある「メゾン・ゴーティエ」は、
すごいレベルなんでしょうね。
皆さんも、バスク地方へ行くことがあれば行ってみて下さい。
行く価値のある、ベーカリーだと思います!