「ルバーブ rhubarbe」という名の作物をご存知ですか?
フランスでとてもポピュラーなルバーブは、家庭菜園でよく育てられている作物の一つです。
和名は「ショクヨウダイオウ」ですが普及度が低くいため、日本でも「ルバーブ」と呼ばれているようです。
ルバーブは、特有の香りと酸味を持つ野菜です。
見た目はフキのようですが、加熱すると短時間で溶けてしまうため、一般的な料理にはあまり使われません。
フランスでは、ジャムやケーキ、パイ、タルト、ソース、サラダなどに使います。
ちなみにフキはキク科で、ルバーブはタデ科です。
食用にするのは30~40cmほどの茎の部分のみ、
4月から10月頃まで最低2回収穫できます。
初夏のものは酸味が強く、秋になると酸味がやわらいでいくのが特徴です。
ルバーブは、シベリア南部が原産地とされ、ヨーロッパでは古くから栽培されているポピュラーな食物です。
立派な葉っぱですが、ルバーブの葉には、毒性があるため食べないでください!
ルバーブのタルトの作り方 「Tarte amandine à la rhubarbe」
材料 タルト型(∅22cm)
・ ルバーブ 400g
・ 砂糖 50g
アマンディーヌクリーム
・ バター 94g
・ 砂糖 94g
・ アーモンドパウダー 94g
・ 小麦粉 12g
・ 卵 1個
タルト生地
・ 小麦粉 250g
・ バター 150g
・ 砂糖 125g
・ 卵 1個
作り方
1. オーブンを180℃にセットします。クッキングシートを敷き、タルト生地の型にバターと小麦粉を塗っておきます。
- ルバーブの筋を取り、2cmの長さに切り、砂糖をまぶしてなじませます。
2. タルト生地を作ります。
- 小麦粉と砂糖を混ぜ合わせたら、バターを加えて手でつまみながら混ぜ合わせます。
- 卵1個を加えてヘラを使いながら混ぜます。
- 生地を手のひらですりこみながら混ぜます。
- ラップに包んで冷蔵庫で30分間冷やします。
3. アマンディーヌクリームを作ります。
- バターと砂糖をしっかり混ぜ合わせます。
- アーモンドパウダーを加えて混ぜ、そして小麦粉と卵を加えて混ぜます。
4. 冷蔵庫からタルト生地を取り出して、生地を綿棒で伸ばして型に入れます。フォークで穴を開けるのを忘れずに!
残りの生地は、クッキーにします。
5. アマンディーヌクリームを型に入れます。
6. ルバーブの水気をとり、型に並べます。
7. 180℃で、45分間焼きいろがつくまでしっかり焼きましょう。
アマンディーヌクリームの甘さと、ルバーブの酸味が調和した、バランスの良いタルトの出来上がりです。
ルバーブのタルトは、フランスの家庭でよく作り食べられているタルトです。
みなさんも、是非作って見て下さい。
「アプリコットのタルト」も大人気!
ルバーブの代わりに、アプリコットもおすすめです!
アプリコットも同じように、酸味のあるタルトに仕上がります。
Bon appétit !