ここ最近、気になっていた2色のクロワッサンを買ってきました!
何十年も、”三日月型の茶色いクロワッサン”を食べ続けてきたので、この2色のクロワッサンを見て感動しました。
可愛くて、目を引く、美味しそうなクロワッサンです。
ラズベリージャムのクロワッサン
赤色は、一般にラズベリージャムのクロワッサンです。
ちなみに、濃い茶色は、チョコレートクリームのクロワッサンです。
よく見てみると中の生地まで2色なのが分かります。
実は、作り方は簡単、
食用の赤い色粉を混ぜたクロワッサン生地をいつものクロワッサン生地の上にのせ、
二等辺三角形に切り分け、
くるくるっとまいてクロワッサンの形に整えるだけ。
ラズベリージャムは、焼き上げた後、シュークリームのように底から入れます。
食後の感想は?
ラズベリーのジャムが入っているので、ラズベリークロワッサンですが、クロワッサンの生地にラズベリーの味を付けているわけではないので、
クロワッサンに、ラズベリージャムを付けて食べるのとかわりません。
フランスと言えばクロワッサン、実は・・・
クロワッサンの起源は、13世紀からオーストリアや東欧で作られているお菓子、キプフェル(kipferl)と呼ばれる小さなお菓子という記録が残っています。
このキプフェル(kipferl)は、フランスのクロワッサンの祖先なのです。
なので、クロワッサンと言えばフランスですが、フランスが発祥ではありません!
一般に言われているクロワッサンがフランスへ伝えられた歴史は、
ウィーンの菓子ということもあり、オーストリア、ウィーン出身のマリー・アントワネットが1770年からフランスでクロワッサンを正式に紹介して普及させたといわれています。
また、クロワッサンが広くフランスに伝わったのは、1837年にパリの「Boulangerie Viennoise」というベーカリーからとされています。
オーストリア生まれのパン職人、アウグスト・ザングとアーネスト・シュバルツァーが1837年から1839年にかけてパリに開いたベーカリーで、ウィーンのお菓子を紹介して大成功を収めます。
「La Boulangerie Viennoise」(または単に「Zang’s」)と呼ばれたこの店では、キプフェルを含む様々なオーストリアの焼き菓子を販売していました。
ザングは特許を取得したスチームオーブンを使用してパンを作っていました。
しかし、リシュリュー通り92番地のベーカリーは、2年で店を閉じて故郷へ帰ってしまいます。
この頃から、フランスではヴィエノワズリー(ウィーン風の焼き菓子)のブームがはじまります。
クロワッサンをはじめ、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザンなどは、パティスリーと区別して、”ヴィエノワズリー”と呼ぶようになります。
出典 : August_Zang
出典 : croissant
ニューヨークで食べてみたいクロワッサン
ニューヨークに行って食べてみたいクロワッサンは、
2013年に、フランスのパティシエ”ドミニク・アンセル”の作った「クロナッツ」です。
発売されると、あっという間に大人気になり、
夜明け前からニューヨークのスプリング・ストリートに行列ができたという、
クロワッサンとドーナツをかけ合わせて出来上がった伝説のお菓子!
現在、クロナッツ(Cronut)のレシピは公開されていますが、複雑な手順が必要なため、自分で作るより、やっぱりニューヨークに直接に言って食べてみたいクロワッサンの一つです。