エルメスがノルマンディーに進出する情報を入手！
エルメスは、ノルマンディー地方カルヴァドス県に皮革製品工房を開設し、
生産能力を増強するとのこと。
年初から売上高も上昇している高級ブランドエルメス。
この生産能力の増強は、ケリー、バーキン、コンスタンスといった
エルメスを象徴する高級バッグや、メドール、ムスケトンといった最近のモデルなど、
エルメスの需要に応えるためだそうです。
インフレなのに、需要があるのに驚きました。
ノルマンディーにエルメスの工場
1917年から1993年まで地元の産業機関であった元鉄鋼所
「Société métallurgique de Normandie (SMN)」の旧建物に、
フランスで27番目となる革製品の新工場をオープンする予定です。
この歴史を作った鉄鋼所は現在遺産として保存されています。
工場は、ノルマンディー地方カルヴァドス県カーン市から
10キロほど離れたコロンベル（Colombelles）に位置。
元鉄鋼所だった遺産である建物を買収して、
「Société Métallurgique de Normandie wasteland」所有の土地に、
持続可能な原則に基づいた建物を建設する予定だそうです。
2028年にオープン予定のこの工場では、
皮革加工を専門とする約260人の職人を雇用する予定とのこと。
長期的にはオフィススタッフを加えて300人にまで増やす計画で、
地元住民も応募できることを望んでいると市長は述べています。
エルメスで働くために、研修を受けなければなりません。
フランス教育省公認の見習い研修センターである
L’Ecole Hermès des savoir-faireによって行われ、
エルメスのノウハウ学ばなければならないのです。
ルイ・ヴィトンを追い越したエルメスの株
株の方も、 エルメスは、LVMHを明らかに上回る結果を出しています。
2025年度第1四半期の売上高が41億ユーロに達したことを発表してから
1週間も経たないうちに、エルメスはフランスで27番目の皮革製品工場を
ノルマンディーに開設することを発表しました。
昨年は、エルメスのレザーグッズと馬具の売上高は18％増の約65億ユーロとなり、
ブランドの年間売上高の40％以上を占めました。
製品別売上高の内訳は以下の通り：
– 革製品と馬具（42.6％）：バッグ、鞄、革小物、手帳、筆記用具、鞍、馬具、乗馬用アクセサリー、衣料品など。
– 衣類、履物、アクセサリー（29%）。
– 絹および繊維製品（6.3%）。
– 時計（3.8%）。
– 香水と美容製品（3.5%）。
– その他（14.8％）：宝飾品、生活用品、食器など。
売上高の地域別内訳は以下の通り： フランス（9.5％）、欧州（14.2％）、日本（9.5％）、アジア太平洋（43.8％）、米州（18.9％）、その他（4.1％）。
