海辺で見かける「ゴミのように打ち上げられた海藻」。
実はこれ、ゴミじゃないって知っていましたか?
一見すると、打ち上げられた海藻は、海岸を汚しているように見えますが、
実は、自然界の生命をつなぐ大切な役割を持っています。
なので、さわらずその場に放置しておくのがベストなのです。
フランス、ノルマンディーの海藻
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海藻は、風、海流、潮汐の影響によって岩などの基質から剥がれ落ちます。
そうして流れ着いた海藻は、多かれ少なかれ海岸の上部に打ち上げられます。
生きた海岸を保つために、「海浜堆積物」海藻は、
・ 細菌や小さな虫が海藻を分解し、鳥たちの貴重な餌となります。
・ チドリなどの鳥が、海藻にまぎれて卵を産み、ヒナを育てます。
・ 海藻が砂を留め、海岸が削られるのを防いでくれます。
エコシステム
人間が機械で一気に掃除してしまうと、
この「命のサイクル」が止まってしまうことも…。
海岸は、多くの生物が息づく場所。
その多様な生命の基盤となっているのが、
海浜堆積物(laisse de mer)として打ち上げられた海藻です。
エコシステム(ecosystem)
「生態系」を意味するエコシステムは、特定の地域や環境において、
生物とその生息地が相互に影響し合い、植物連鎖など
複雑な関係を築く自然のシステムなのです。

