フランスでは、電話詐欺で大金を請求される人が後を絶ちません。
残念ながら、私の近親者も被害に会い、
「SFR」から700ユーロ以上(約10万円)の電話使用料の請求を受けました…。
他の方たちが、同じ被害に会わないように、
詐欺の手口を2つお伝えします。
電話回線テスト詐欺
1つ目の詐欺は、SFRからの電話回線テストの罠に注意！
SFRの従業員のふりをした女性が電話してきます。
回線をテストするためにいくつかの番号（おそらく有料番号）に
ダイヤルするよう頼まれた後、
3時間くらい通話できなくなります。
（逆に通話できなくなることで、信じてしまうのです….）
この時、個人情報も伝えることで、
その後、いつものように電話を使用することができるようになります。
このように、手のこった手口なのです。
SFRから直接電話を受けたから問題ないと思い、気づくのが遅れ、
被害者が気づいてから電話回線を止めるまで、
使われ放題となってしまうのです。
SFR曰く、
電話回線テストは、会社（SFR）が呼ぶ技術者によって行われます。
わざわざ、一般の方に連絡して、電話回線テストなどしないそうです。
疑わしい場合は電話を切り、まずは、カスタマーサービス（SFRの場合は1023）に
電話して下さいとのこと。
今回、近親者の使用歴を調べたら、
アフリカには全く縁のない人なのに、
プレミアムレートのアフリカの外国番号にかけた記録がたくさんありました。
SIMスワッピング
2つ目の詐欺は、年齢を問わずに、被害が多く出ている「SIMスワッピング」です。
この詐欺は、SIMカード変更を要求し、
個人情報と携帯電話番号を盗む手口です。
犯人は、SFRの社員になりすまし、SMSメッセージを送ります。
その中で、SIMカードをeSIMに変更したという ”eSIM注文”をほのめかします。
そこで、被害者は、自分の個人情報を知らせてしまう…という手口です。
メッセージの内容
eSIMが主流になりつつある現代、”eSIM詐欺”は、時代の先端をいく詐欺だと、
私も、驚きました。
