フランスのパン、幼虫粉末を使用って! - タラソテラピー&ライフ

フランスのパン、幼虫粉末を使用って!

Tenebrio molitor ミールワーム

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2月10日より幼虫粉末を食品用に認可されます!

今後、パン、コンポート、チーズなどに使用される予定です。

皆さんは、昆虫を食生活に取り入れる心の準備ができていますか?

 

すべての原材料と同様、幼虫粉末の存在は原材料リストに明記されなければならないので、

今後、買い物をする時には、原材料をチェックして下さい。

 

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ミールワームの幼虫

Tenebrio molitor

 

欧州連合(EU)には、食品に関して「ノヴェルフード(新規食品)」という規定があります。

これは”EU内”で、人が消費していなかった新しい食品や食品原料のこと。

新規食品に該当する場合、EU内での販売は欧州委員会の認可が必要であり、

場合によってはEFSAによる安全性の評価を得る必要があります。

今回、今まで扱いがあいまいだった昆虫が新規食品として明記され、

EU(欧州委員会)は、ミールワームの幼虫を原料とする製品の販売を承認しました。

 

アレルギーのリスク

Tenebrio molitor

 

ミールワームの学名であるTenebrio molitorは、

乾燥させて粉砕し、特定の製品に配合することができます。

そこで、パンおよびケーキ(最大4%)、

パスタベースの製品および果物または野菜のコンポート(3.5%)、

ジャガイモ加工製品(3%)、チーズおよびチーズ製品(1%)に使用することができるとの事。

 

原材料には、

「UV処理したテネブリオ・モリトール(ミールワーム)の全幼虫の粉末」

«Poudre de larves entières de Tenebrio molitor (ver de farine) traitée aux UV»

と明記される予定です。

 

幼虫の摂取は、貝類やダニにアレルギーのある人にもリスクをもたらす可能性があるため、

その存在に伴うアレルギーのリスクもパッケージに表示される予定です。

 

昆虫は、その生産が食肉よりもはるかに少ない温室効果ガスを排出することから、

地球の資源を守る事ができる、

人間の栄養摂取のため、”未来の解決策”と考えられています。

 

昆虫が徐々に私たちの食生活の一部となる未来がやってきました。

現在、さまざまな加工品も開発されています。

良いのか悪いのか…。

 

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