フランスで見つけた、日本で製造されたパン。
コロナの影響もあり、日本の食材をフランスへ輸入するのは困難な状況の中、
日本で製造されたパンがフランスで売られていました。
もちろん、防腐剤入りのパンだろうと思い、パッケージを確認してみると…
賞味期限の長いパン「東京ブレッド」
この東京ブレッドのパンは、
なんと、賞味期限は製造日から70日!
賞味期限が長い理由は、
発芽玄米酵母種を使用、その中の乳酸菌の働きにより、カビ等が繁殖しにくい生地環境にし、
水分活性値(0.9以下)を低くすることで、微生物が繁殖しにくい環境になるように製造されているとのこと。
また、パンの袋に入っているアルコール製剤からアルコール蒸気が包装内に拡散し、
カビを殺菌あるいは抑制するしくみになっているとのこと。
その上、厚みを持った包装フィルムを使用、外気を通しにくくし、アルコール製剤の効果を高めているので、賞味期限を長くすることができるというのです。
実食!しっとり、ふっくらした日本のパン
食べてみたところ、
しっとりと口当たりの良いパンで、ふんわり柔らかく”賞味期限70日”とは思えないくらい新鮮なパンで、美味しかったです。
例えば、メープルパンは、
メープルシロップの風味が心地よく、甘すぎないパンでした。
1個70g当り 239Kcal
気になるお値段は、
日本では、12個入り、1,100円で販売されているようですが、
フランスでは、その3倍の値段で売られていました。
ちょっと気になった裏の原材料
”E”のついた食材がいくつか使われているところが気になりました。
特に気になった、E1412
血管壁のリン酸塩濃度を上昇させることが分かっています。
このE1412は、腎臓病の場合、心血管疾患のリスクを高めるため、有害になる可能性があります。
また、リンは慢性腎不全を悪化させることがあります。
腎不全である場合、カルシウムとリンの異常がよく見られ、これらの異常の結果として、
子供では、くる病、成長障害、成人では骨がもろくなる(骨粗鬆症)などの兆候が見られるなど、骨に関わることが報告されています。
実は、リン酸塩系の食品添加物については、世界的に論争が起きているのです。