5月に、また最低賃金を引き上げ！

物価高が続くフランスでは、購買力を支えるために、

5月1日（メーデー）に、最低賃金を「2.19％」引き上げると発表しました。

なので、週35時間労働を基準とした場合、毎月30ユーロの増額に相当します。

2023年1月1日に、すでに1.8％引き上げされていますので、

これが、今年2度目の引き上げとなります。

注：　フランスでは、法律で最低賃金（SMIC スミック）が決められており、
遵守しなかった雇用主は、最高1,500ユーロの罰金を科される可能性があります。
ただし、実習生や18歳未満の従業員は例外。

現在の最低賃金は？

フランスの最低賃金は、2023年1月1日から1.8％引き上げられ、

手取りで月額1,353ユーロ（約19万8千円 １€＝147円 4月現在）になりました。

この計算は、週35時間労働を基準とした場合で、

時給は、11.27ユーロ（約1,650円）です。

2014年から現在までの最低賃金

2020年まで最低賃金は、毎年1月に、少しずつ引き上げされていましたが、

2021年には、年に2回、2022年には、年に3回、最低賃金が引き上げられています。

ホテル業界の最低賃金

労働協約や企業協定で、当該職務の最低賃金を定めている企業もあります。

この場合、最低賃金より高い賃金に定められています。

例えば、ホテル業界の最低賃金は、この部門の最低賃金を指すために、

”Smic hôtelier”と呼ばれています。

 

私の職場は、ホテル業界に関係しているので、
最低賃金が上がると、私の給料も上がります。
5月が楽しみです！