2月のスイーツは、『Gâteau de crêpes façon tiramisu ティラミス風ミルクレープ』です。フランスの聖燭祭の情報と、2月のスイーツの作り方をご紹介します。
フランスでは、聖燭祭 (せいしょくさい)「La Chandeleur シャンドルール」で、クリスマスから40日後の2月2日にクレープを食べる習慣があります。
”また、今年もクレープ…”っと、シンプルなクレープに飽きたみなさんに、いつもと違う、ティラミス風なら、喜んで頂けるのではないでしょうか?
しかも、このクレープは、何枚も焼くのが面倒なクレープを5枚焼くだけで、ケーキ1ホール 8人〜10人分に仕上がります。
『Gâteau de crêpes façon tiramisu ティラミス風ミルクレープ』
聖燭祭 La Chandeleur ラ · シャンドルール
聖燭祭 (せいしょくさい)『キャンドルマス 英語: Candlemas』は、たいまつを灯し、作物に必要な太陽を連想させる丸くて黄色いパンケーキを食べて、幸福と豊作を願う儀式です。
現在では、クレープやガレットを食することが特徴の宗教的なお祭りになっています。
ケルト人は、2月1日に「Imbolc インボルク」を祝い、豊穣の神をたいまつを灯して祝っていました。
ローマ人は、2月15日の「les Lupercales ルペルカーリア祭」牛群と豊穣の神であるファウヌスに敬意を表した祭日でした。
ギリシャ人は、冥界の女王ペルセポネが母である農業の女神のもとに戻ってきたことをたいまつを灯して祝いました。
その後、カトリックの宗教として、西暦472年に教皇ゲラシウス1世(Gelasius I)が、ルペルカーリア祭を廃止し、一晩中、たいまつを灯してパンの神をたたえるお祭りをキリスト教に取り入れます。
それ以来、巡礼者たちは、たいまつを灯すことでイエス・キリストも祝福しました。
最初は”たいまつ”でしたが時代と共に”ろうそく”に代わりました。「シャンドルール」という言葉は、「chandelle シャンデル」(ろうそく)という言葉から来ています。
教皇は、巡礼者に食事を提供していたパンが足りなくなると、薄いパンケーキを提供していました。これが、クレープの由来です。
多くの迷信もあります。
例えば、戸棚に数枚のクレープを入れておくと、豊作になる !
また、左手に金貨を持ち、右手で最初のクレープをフライパンを使って、落とさずに飛ばしてひっくり返しながら焼く事ができれば繁栄する ! etc…
シャンドルールの数週間前からフランスではクレープを作る材料や道具の宣伝が雑誌やテレビで見られ、フランス中、クレープ一色になります。
2月のスイーツ『Gâteau de crêpes façon tiramisu ティラミス風ミルクレープ』の作り方
材料
ビスキュイ・キュイエール
- 卵白 4個(120g)
- 砂糖 100g
- 卵黄 4個(80g)
- 小麦粉 100g
クレープ 5枚分
- 卵 2個
- 塩 ひとつまみ
- 小麦粉 250g
- 牛乳 400ml
- バター 少々(焼く為に使用)
ティラミスクリーム
- マスカルポーネ 250g
- ヨーグルト 30g
- 砂糖 (生クリームに50g+マスカルポーネに50g)100g
- 生クリーム 33cl
- グランマニエ(オレンジ・キュラソー)適量
- カカオパウダー 適量
- コーヒー 適量
作り方
ビスキュイ・キュイエールを作ります。
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クレープを作ります。
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ティラミスクリームを作ります。 | |
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型入れ | |
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最後に、カカオパウダーをふりかけます。
完成
一般のミルクレープは、底までクリームですが、今回、ビスキュイ・キュイエールを底に敷くことで、クリームの量がほどよく、重くありません。
そして、クレープの食感が心地よく、また、浸したグランマニエとコーヒーの風味が口の中で広がる、美味しい「ティラミス風ミルクレープ」です。
2月のスイーツ 聖燭祭の情報と
『Gâteau de crêpes façon tiramisu ティラミス風ミルクレープ』の作り方をご紹介しました。
簡単です。是非作ってみて下さい !