私は、今年の夏 7、8月は、バカンスを取らないことにしました。
なぜなら、私の住むフランス・ノルマンディー地方は、
フランスのほかの地方と比べると、
日中最高気温が約26℃で、過ごしやすいからです。
ラジオからのニュースで、北半球は、今週から猛暑を迎えると聞きました。
イタリアでは、40℃を超える気温が予想されており、
スペインでは、熱波警報が発令されています。
スペインの地図
アンダルシア地方の一部とアラゴン、カタルーニャ、マヨルカは、
42℃から44℃の気温が予想され、赤警報(極度の危険)が警告されています。
しかも、日本もアメリカも猛暑とのこと!
それならば、無理してバカンスを7、8月に取らなくても…と思い、
今年は、バカンスを秋と来年の春に取ることにしました。
スペインのアンダルシア由来じゃないの?!
私と同じく夏にバカンスを取らない友達とランチして来ました。
もちろん、話題は”猛暑”。
私は、スペインのアンダルシアの名がついている、
アンダルシアソース(La sauce andalouse マヨネーズ、唐辛子、スパイス、トマトペースト、ピーマンで作られるソース)とチョリソーと赤玉ねぎのソバ粉のクレープを注文しました。
実は、アンダルシアソースは、”アンダルシア”と呼ばれているので、
アンダルシアと関係のあるソースと思っていたのですが、
ベルギーの特産品で、1903年にエスコフィエによってフランスに紹介されたソースとのこと。
スペインのアンダルシア由来のソースではないようなのです…。
スペインのアンダルシア
ちなみに、アンダルシア料理を調べてみると、
ガスパチョ、魚のフライ、ハブーゴ、バジェ・デ・ロス・ペドロチェ、トレベレス産のジャモネ、ヘレス産ワイン(特にシェリー酒)などがあります。
アンダルシアは、スペイン南部に位置し、
イベリア半島におけるイスラム王朝として約250年間存続し繁栄した歴史があるアンダルシア。
しかし、カスティーリャ王国とアラゴン王国の連合王国が、
1492年、グラナダ王国を滅亡したことによって、イスラム政権は終焉をむかえます。
この時代の最も重要な建築物で有名な、グラナダにあるイスラム建築のアルハンブラ宮殿は、
8世紀から15世紀にかけてスペインに、イスラム教徒が存在したことを示す証となっています。