フランスに住んでいる私は、日常、フランス語を話しています。
なので、”首都であるパリが世界で最もフランス語を話す都市”と、当たり前のように思っていました。
しかし、2016年以降、世界で最もフランス語を話す都市は、パリではなくなったということを聞いてビックリ!
世界の人口統計学者や都市計画家が集計した、第18版「デモグラフィア世界都市圏」で明らかになったと言うのです。
公用語がフランス語「コンゴ民主共和国」
今回の結果は、人口を考慮したもので、
都市「キンシャサ Kinshasa」(コンゴ民主共和国)は、現在、人口12.8百万人、
パリを抜いて、最も人口の多いフランス語圏なので“最もフランス語を話す都市”となるとのこと。
ちなみに、国際フランコフォニー機構(OIF)によると、コンゴ民主共和国に住む9000万人の市民のうち51%が毎日フランス語で会話しているそうです。
世界で最も人口の多いフランス語圏の都市
- キンシャサ(コンゴ民主共和国):12.8百万人
- パリ(フランス):1100万人
- アビジャン(コートジボワール):540万人
- ヤウンデ(カメルーン):460万人
- カサブランカ(モロッコ):430万人
- バマコ(マリ):400万人
- ワガドゥグー(ブルキナファソ):380万人
- アルジェ(アルジェリア):370万人
- ダカール(セネガル):370万人
- モントリオール(カナダ・ケベック州):370万人
実は、2022年世界で最も人口の多い都市の1位は、
日本の東京-横浜:37.7百万人です!
なので、上記のように人口を元に計算してみると、
日本では、人口約1億2500万人が日本語を話すので、
日本語は、世界で最も話されている言語の上位にランクインするはずです。
フランス語は世界で5番目
ちなみに、フランス語は、世界で5番目に多く話されている言語です。
例えば、旅行する時に英語やスペイン語などの外国語が上手に話せなかったりすると、海外旅行するのを躊躇してしまうことがありませんか?
なので、フランス語を話す旅行者にとって、世界でもよく話されている言語ということは、心強いことでもあります。
フランス語は、ケベックから仏領ポリネシア、フランス語圏のスイスからセイシェルまで、5大陸で話すことができる言語なのです。
フランス語圏
私も行ったことのある、カナダのフランス語圏ケベック州にあるモントリオールは、最もフランス色の強い都市です。
しかし、同じフランス語圏でも、数の数え方などの違いがあり、訛りも強いので、同じ言語を話しているけれども、何か違う”お国柄”を感じました。
フランス語圏とは、
”フランス語が公用語であったり、少なくともその住民の大多数が話し、理解しあえる言語ということなんだ”と思いました。
日本語圏って聞いたことがありませんが、日系の人々が住んでいる国や親日国など、
多少、日本語の通じる国は、あるようです。