ノルマンディーの海岸にアザラシがいることをご存知ですか?
実は、1980年代、オルヌ河口でアザラシが数日間目撃されて以来、
アザラシの群れが、定期的に訪れています。
ノルマンディーの海岸の生息する食用の草とアザラシ
2024年6月末、オルヌ湾のサレネル(カルヴァドス)で、
アザラシの赤ちゃんが誕生しました!
2014年にオルヌ河口にアザラシが戻って以来、
初めてメスがこの場所で出産したとのこと。
現地で、このアザラシを監視しているノルマンディー哺乳類学グループは、
「近づかないでください、生存がかかっています」。
と、散歩に訪れた方たちへお願いしていました。
なんてこと!母親から切り離されたアザラシの赤ちゃん
2024年7月11日、フェイスブックに
「荒れた海で母親から切り離され、方向感覚を失ったゼニガタアザラシ
(phoque commun dit veau-marin)の赤ちゃん。」とありました。
えーっ大変!先日生まれたアザラシの赤ちゃんのことでした。
知らなかったのですが、
アザラシの赤ちゃんは、3週間ほど続く母親との絆を深める期間中、
母親なしで72時間以上生き延びることはできないそうなのです。
幸いなことに、ノルマンディーの哺乳類学グループによって、
赤ちゃんは、母親と再会できたとのこと。
ボランティア ノルマンディーの哺乳類学グループ
このボランティアのミッションは、夏の間、アザラシを保護することです。
毎日、アザラシの群れを観察し、数えます。
そして、アザラシを保護することの重要性を一般の方たちに認識させ、
砂州でのアザラシたちの平穏と静寂を確保することです。
また、上記サイト「Maison de la nature et de l’estuaire」へ行くと、
散歩へ訪れた人々に、
望遠鏡で、アザラシの群れを見せてくれ、
そして、アザラシの生態を説明してくれる人たちが常にいます。
モニタリングの結果、アザラシの数は夏よりも冬の方が多いとのこと。
私が行ったときは、17頭おり、海岸に横たわり、ゴロンゴロンしてました。
可愛いアザラシです。