フランスで人気の観光地といえば、お城!
「シャトウ・ドゥ・ヴェルサイユ」をはじめ、大きくて、豪華なお城がフランスの歴史と共に多く存在しています。
自治体所有のお城
フランスには、1つの町に1つ以上お城があり、
合計約4万以上のお城があると言われています。
これらのお城の中には、自治体が管理しているお城もあります。
このようなお城は、町で催される行事などに使用されており、
今回私は、週末にお城で開催された町のイベントに参加して来ました。
町の庭師が、お城の庭の管理をしています。
公民館のような城内で、結婚式などにも使用できるように改装されています。
天気がよく、多くの人が集まり、イベントは大成功でした。
お城に住むのが夢?
フランスのお城に住みたいとよく聞きます。
私は、お城に住みたいと思ったことはありません。
冬は、寒いし、湿気があり、独特なお城の匂いがあります。
また、広いお城だと移動も大変…
毎日、掃除や庭の手入れなど、お城の管理のことで時間と費用がついやされるのです。
また、一般公開されているお城だと、バカンスシーズンは忙しく、
パジャマ姿でゆっくりというわけにはいきません。
お城で金儲け
お城の購入するには、それなりの資金が必要です。
改修や工事、老朽化の度合いに応じた費用、一般的なメンテナンス費用、人件費や土地代など、購入する際には慎重に考え、計算しなければならないのです。
幸い、これらの費用を軽減するために、国に対して工事費の一定の補助を求めたり、遺産を一般に公開するなどの解決策もあります。
維持していく資金に困った場合
フランスでテレビ番組やラジオの司会者として活躍している、ステファン・ベルン氏(Stéphane Bern)に託されている ”歴史的建築物遺産の保護”を目的とした、
「パトリモワン財団」は、文化省およびFDJ(ラ・フランセーズ・デ・ジュ)の支援を受けて、活発に活動し貢献しています。
予算がなく、お城を維持できなくなると、財団へ相談することができます。
また、支援したい方、税金対策したい方は、上記のサイトを通して寄付することができます。
サザビーズ
サザビーズ・インターナショナル・リアルティ・フランスの人曰く、
”お城を買うのはチャレンジで、情熱が必要、投資目的でお城を購入した顧客は一人もいない。”
と言っています。
というわけで、”フランスのお城”では、金儲けはできません。